カンボジア韓国国際協力センターと共催でお月見フェスティバルを開催—カンボジア日本センター

2015年10月5日

お月見の伝統をプレゼンで紹介

去る9月23日、カンボジア日本センター(CJCC)のアンコール絆・ホールでお月見フェスティバルが開催され、500人を越す来場者がCJCCを訪れました。このイベントはCJCCと同じく王立プノンペン大学構内にあるカンボジア韓国国際協力センター(CKCC)との共同開催で行われました。日本・韓国両国ともお月見の風習があることがきっかけで共同開催が始まり、今年で2回目となります。

披露された空手の演武

最初のプログラムでは、両国のお月見に関する風習と、お月見のときに食べるお団子の作り方についてのプレゼンが行われました。次に両国の伝統的衣装について、日本の浴衣と韓国のハンボクが紹介され、それぞれの伝統衣装を身にまとったカンボジア人学生がその着こなしと伝統的な身のこなしについてコンテストを行いました。

お月見にまつわるクイズ大会では、日本、韓国についての一般常識やお月見の風習についてのクイズにカンボジア人学生が挑戦しました。日本と韓国の両方に月面の影をうさぎがおもちをついている姿と見るという考え方があるかないかクイズに、ただ一人あると答えて正解した学生が優勝しました。

一番の盛り上がりを見せた演歌の披露

イベントのラストでは各国の武道と歌のパフォーマンスが行われ、最高の盛り上がりを見せました。最初に披露されたのは、空手とテコンドーの演武です。空手の演武では伝統的な型が披露されました。大勢のお弟子さん達が気合の入った掛け声とともに突き蹴りを行う姿が印象的でした。テコンドーの演武では、音楽に乗せて板や壷を蹴り割るといった派手なパフォーマンスが行われました。歌のパフォーマンスでは、現代的なK-POPの踊りと日本の演歌が会場を盛り上げました。特にCJCCの学生による演歌のパフォーマンスでは、こぶしの効いた歌声に会場の盛り上がりは最高潮を迎えました。

日本と韓国のお団子試食会

イベント終了後には、紹介のあった日本・韓国それぞれのお団子の試食会が行われ、多くの来場者が初めて食べる両国のお団子の味に舌鼓を打ちました。

CJCCでは、日本と韓国の比較の中でお月見の文化を広めていくとともに、両国の友好にも繋がるこのお月見イベントを今後とも継続して開催していきます。