筑波大学・関西大学キルギス夏期ロシア語研修の実施−キルギス日本センター

2015年10月9日

ロシア語プレゼンテーションの様子1)

ロシア語プレゼンテーションの様子2)

9月2日から9月23日までの約3週間「筑波大学・関西大学 キルギス夏期ロシア語研修」が、キルギス日本センター(KRJC)において実施されました。

2015年9月19日、KRJCでは、筑波大学と関西大学の学生によるロシアの伝統的なステップを踏みながらのロシア民謡とロシア民話「大きなかぶ」のロシア語での寸劇が、ロシア語研修の総合プレゼンテーションとして、披露されました。発表時間は約15分でしたが、45時間という限られた時間で学んだロシア語を最大限に表現するものでした。

イシククリ旅行1):イシククリ湖前での集合写真

本研修は、昨年に引き続き、筑波大学とKRJCが共同企画して実施したもので、筑波大学の学生8名と、筑波大学とパートナー関係にある関西大学の学生2名、合計10名の参加を得て実施しました。45時間のロシア語研修、9時間のキルギス語研修、キルギス理解講座、JICA一村一品プロジェクト視察を含むイシククリ地方への旅行、ホームステイ、現地の学生との交流等を通じ、語学の学習によるコミュニケーション能力の向上とキルギスでの様々な異文化体験を通じて、異文化理解を深めることを目的としています。

イシククリ旅行1):視察した一村一品プロジェクトサイトでのフェルト製作体験の様子

参加した学生は、大学での専攻や学年、海外旅行歴も異なり、ロシア語のレベルについても、全くの初心者から一年以上選択科目で勉強を続けてきた人、また、参加の動機も様々でしたが、全員がそれぞれ全力で研修に取り組みました。

フェアウェルパーティでの参加学生によるロシア語・キルギス語でのスピーチの様子

KRJCでは、日本への留学促進を目的とした「留学フェア」の実施の他、単独での当地での大学留学説明会、日本の学生のスタディーツアー等、日本の大学との連携による人的交流活動に積極的に取り組んでいます。今回の研修は、今年度から筑波大学で単位認定されることとなり、来年度以降も継続して実施していく方向で進めています。このように、KRJCでは大学での単位認定に必要な条件を満たす企画の実施や、キルギス国立総合大学がカウンターパート機関であることなどのメリットを生かした様々な事業の企画・実施が可能です。今後、日本の大学との連携事業を更に強化し、キルギスと日本の人的交流のハブとしての役割を果たすよう、様々な取り組みを行う予定です。