ベトナム日本センター 第7期経営塾スタート−日越企業の関係強化の核に−

2015年11月11日

在ベトナム日本国大使館当間書記官からの祝辞

ベトナム日本人材協力センター(VJCC−ハノイ)において、11月9日(月)、第7期経営塾開講式が実施されました。今期の塾生は27名で、38名の応募者から選ばれた企業経営者や幹部です。来賓として出席された在ベトナム日本大使館当間書記官は、「TPP が大筋合意され、外国企業との競争が激しくなる中、企業はより革新的な経営体質を構築する必要がある」、またJICAベトナム事務所の増田次長は、「日系企業とベトナム企業との関係強化における核となることで、ベトナムの工業化を牽引していかれることを期待」など、塾生に対する激励の言葉を述べました。

第7期経営塾新塾生

経営塾とはベトナムの若手経営者の育成を目指す10か月の長期ビジネスコースで、塾生は、経営戦略・人材開発・マーケティング・日本式モノづくりといった経営者として必要な科目を包括的に学びます。受講生はほとんどが企業の社長または副社長であり、経営塾で学んだことを自社で実践し、自社の課題解決に役立てることが求められています。日本から派遣される講師の実践的な日本型経営の講義を受けられることが、経営塾の大きな魅力です。豊富なビジネス経験を持つ講師から学びつつ、自社の課題を講師・塾生と共有し、ディスカッションすることで、お互いの課題解決に繋げていきます。また、塾生として共に学ぶ10か月をとおして構築される塾生間のネットワークも大きな魅力のひとつです。経営塾修了後は、同窓会組織”経営塾クラブ“のメンバーとなり、このネットワークによる自主的な相互サポートが続きます。

2009年から始まった経営塾は今年第7期を迎え、第6期までの修了生は165名になりました。毎年、幹部を経営塾に送ってくる企業も少なくなく、それら企業の中には、日系企業とビジネスを行う優良企業も含まれています。