ミャンマー日本人材開発センター(MJC)、経団連奨学金授与式を開催しました

2016年6月22日

 2016年6月18日(土)にヤンゴンの当センターにおいて、経団連奨学金授与式が行われました。この奨学金プログラムは経団連の支援のもと2014年から実施されています。奨学金受賞者は昨年度に行われた当センターのビジネスコース受講生1075名の中からコース毎に選ばれた優秀者を選出し、計100名(ヤンゴン、マンダレー)に対して授与されるものです。なお奨学金はMJCビジネスコースの受講料と同額のものが授与されます。また、同時にこの選ばれた100名はJICAの主催する約2週間程度の日本での研修プログラムへの参加権が付与され、希望者は今後指定のテーマでの文章を提出して頂き、そこから選出された希望者は更に公開プレゼンテーションを経て15名に絞り込むという形となります。

ミャンマー商工会議所連盟(UMFCCI)のWin Aung会頭

 今回の経団連奨学金授与式は、冒頭挨拶にUMFCCI(ミャンマー商工会議所連盟)のWin Aung会頭が出席されました。同会頭は「発展というものは一夜が明けてなんとかなるというものではないが、政府もその発展の恩恵のための努力をしている。幸運なことに日本政府や日本の人々が我々の発展のために支援をしてくれている。我々も国、社会そして会社のために責任感を持って努力しなければならない。UMFCCIとして、経団連、JICA、MJCそして日本政府の人材育成・能力強化にかかる支援に感謝を申し上げたい。そしてMJCの将来に渡る継続を希望すると共に、我々も円滑な運営を支援していきたい。」とのことでした。

三菱商事ヤンゴン支店の栗原所長代理

 続いて、三菱商事ヤンゴン駐在事務所の栗原雄介所長代理から、経団連からのメッセージを代読して頂きました。経団連は経済発展における人材育成の重要性を強調し「企業活動の中心的役割を担い、組織をリードしていくマネジメント人材の育成が、今後、ミャンマーがさらなる経済発展を実現する上で重要になると考えています。〜 私たちは皆様方がミャンマーの発展のためにそれぞれの企業、それぞれのフィールドでご活躍頂くことを期待しております。また、このビジネスコースの受講を機に、日本や日本企業に関心をお持ち頂き、日本とミャンマーの架け橋としてご活躍頂ければ、これに勝る喜びはありません。」とのことでした。

  丸紅ヤンゴン支店の小川支店長

 


 賞状ならびに奨学金の授与は、丸紅ヤンゴン支店の小川支店長が行い、一人一人に賞状を手渡し、時に声をかけられるなど和気藹々とした雰囲気で進みました。

  MJC所長のMyo Thet氏

  マンダレーでの授与式の様子

 


 最後に本センター所長であるMyo Thet所長から閉会の辞が述べられ、その後集合記念撮影を行い、無事に終了いたしました。なお引き続いて、その翌日の19日にも、MJCスタッフがマンダレーへ移動し同様の授与式が行われました。
 今回奨学金授与者の更なる活躍を祈念しております。

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                  記念集合写真(ヤンゴンMJC)

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                 記念集合写真(マンダレーMRCCI)