名古屋大学「PhDプロフェッショナル登竜門」研修プログラム

2016年8月31日

 2016年8月4日から12日の期間、キルギス共和国日本人材開発センター(以下KRJC)は第2回となる名古屋大学「PhDプロフェッショナル登龍門」研修プログラムを実施しました。

KRJCビジネスコース修了生企業の菓子製造工場訪問

一村一品プロジェクトオフィス(カラコル市)の訪問

 
 この研修は、名古屋大学の学生6名と、事前に高い競争率の中から選抜されたキルギスの学生4名、合計10名が、キルギスにおけるビジネス環境についての講義、KRJCのビジネスコース修了生企業やJICAプロジェクト訪問、市場調査や街頭インタビュー等の現地調査を経て、当地でのビジネスプランを作成・発表をする、という興味深いプログラムです。日本、中国、ベトナム、モンゴル国籍の名古屋大学の学生とキルギス学生、という国際色豊かなグループでの英語を共通言語とするグループワークとなりました。


 研修の最終日、第1グループからは、アイスミルクティ製造販売について、第2グループからは、キルギスの伝統工芸体験コース提供についてのそれぞれビジネスプランが発表されました。発表会には、現地調査で訪問したビジネスコース修了生企業の経営者等の多くの参加があり、2つのグループのビジネスアイデアに関して、活発な意見交換の場となり、学生には非常に良い刺激となったようです。

 
 KRJCは、ビジネスコース、日本語コース、相互理解促進事業を活動の三本柱として実施していますが、それらの活動により、日本とキルギスの交流の拠点となることも目指しており、ビジネス交流や、人材交流にも力を入れています。人材交流では、2009年より日本の大学の参加を得ての「日本留学フェア」を毎年11月頃に実施している他、2014年からは、本研修を含む、大学が実施するスタディーツアーでの連携を始めました。今後も日本の大学との連携事業等、真に日本とキルギスの人材交流の拠点としての機能を強化できるような活動を積極的に推進していきます。

【画像】

             研修最終日のビジネスプラン発表会に出席してくれた方々と