高校生対象のグローバルビジネスコンテストでカンボジア・チームが優勝

2017年6月21日

 全世界の高校生を対象とする「Global Enterprise Challenge(GYEC)2017」で、CJCCが支援するカンボジア・チームが5月21日に優勝しました。

 GYECは、青少年のイノベーションへの興味を喚起するために、16歳から18歳の高校生(高専生含む)を対象に、英国スコットランドの行政機関であるCareers Scotlandが2001年に始めたビジネスコンテストで、今年は特定非営利活動法人アントレプレナーシップ開発センターがインドネシアのSurya Instituteと連携し開催しました。

 コンテストの参加者は3人以上8人以内でチームを結成し、12時間以内に、提出された課題について、解決策を英語で2ページの事業プランと3分の動画プレゼンテーションにまとめて提出。課題は、環境、エネルギー、産業、災害対策、教育など世界が共有する問題など多岐に渡り、その課題を科学技術を活用しながら事業として持続可能な形でどのように解決するかが問われます。

 大会は、国内予選と世界大会の2つのステージからなり、去る5月21日(日)6時−18時まで(カンボジア時間)、国内予選を経たチームが世界大会に臨みました。今年度は世界8カ国14チームが参加。カンボジアからは、公立と私立の高校生の混成チーム(女子5名、男子3名)がCJCCのサポートを得て参加しました。カンボジアチームのビジネスプランは木に蓄積されたエネルギーを電力に変えるというビジネスプランで、その革新性が認められ見事、優勝を獲得しました。「ビジネスについて考えることを初め、ファイナンスやマーケティングなど高校では学ぶことのできない体験ができて本当に良い経験となりました」とAmerican Intercon School (AIS)のLIM Muyyimさん。なお、世界第2位はインドネシア、第3位は日本が獲得しました。

 CJCCでは2012年よりGYECに参加、2014度に続いて2度目の優勝となります。今後も高校生も含め若きアントレプレナーの育成と支援に取り組んでいきます。

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5月31日にCJCCで開催された記者会見の様子。プノンペン市内の高校生8名からなる混成チームで参加。