2017年度七夕フェスティバルを開催しました−カンボジア日本人材開発センター

2017年9月1日

短冊に思い思いの願いを書きました。

七夕物語と類似点が多くある『テップソダチャン物語』をボランティアの学生らが演じました。

 7月9日(日)、カンボジア日本人材開発センター(以下、CJCC)にて、「七夕フェスティバル」が開催されました。14回目を迎える今回はカンボジアと日本の相互交流をテーマとし、例年以上の賑わいをみせました。

 今年の目玉イベントとしては、東京放送ホールディングス(TBS)が主催するアジアの若いクリエイターのためのコンテスト、DigiCon6 ASIAのアニメーション上映会及びワークショップや東京映画祭でも好評を博した、カンボジア女性監督による作品“アジア三面鏡”の上映が行われました。どちらのイベントも大変好評で、立ち見がでるほどでした。

 開会式では、七夕物語と類似する部分が多くある、テップソダチャン物語がカンボジア学生のボランティアによって披露され、大きな歓声と共に終演しました。また、夕方には、カンボジアで有名な歌手のTenaさんが曲を披露し、その曲に合わせてダンスや歌を歌う学生たちで会場はおおいに盛り上がりました。

オープニングセレモニーでは、カンボジアの伝統舞踊『Moon Love Dance』も披露されました。

老若男女問わず、浴衣を着用して楽しみました。

 
 例年同様、浴衣試着はカンボジア人に人気を博し、女性だけでなく男性も着用してイベントを楽しみました。その他、折り紙・書道・短冊を笹に飾ったりするなど、体験型のイベントが多数行なわれ、特に笹に飾られた短冊は、クメール語や日本語のみならず、英語、韓国語、中国語でも書かれており、様々な国籍の参加者が訪れたことがうかがえました。

 CJCCの所長であるキム・リエン氏は、「七夕フェスティバルはCJCCの季節を代表するイベントの一つで、日本文化に興味を持つ多くの若いカンボジア人にとって魅力的なイベントの一つです。このような活動を通し、相互理解をさらに図りつつ、カンボジアと日本の関係をより強化させることに役立てていきたいと考えています。」と語っていました。