VJCCインスティチュートの水野チーフアドバイザーに教育功績賞を授与〜経営塾拡大と学士課程開始に貢献〜

　ベトナム日本人材開発インスティチュート（VJCCインスティチュート）にて2年7か月間チーフアドバイザー（CA）を務めてきた水野隆氏にベトナム教育訓練省より教育功績賞が授与されることが決定しました。この賞は、ベトナム教育の発展に貢献した人に与えられる賞で、VJCCのJICA専門家が受賞するのは今回が初めてです。

　これを受け、2017年8月28日(月)、カウンターパート機関である貿易大学(FTU）にて授与式が行われました。授与式では、FTUの トゥアン 学長によって功績証書が読み上げられ、「水野CAはFTUにとても貢献して下さった。今後の水野氏の活躍をお祈りしたい。」とお祝いの言葉がありました。そして、教育訓練大臣が署名した証書が水野CAに手渡され、記念のバッジが胸につけられました。

　続いて水野CAから挨拶があり、「このような賞をいただけるとは夢にも思っていなかった。思いがけないことではあるがとても嬉しい。」と語りました。

　
　　水野CAは、2014年1月に着任以来、ハイフォンでの経営塾の開催や、ハノイでの経営塾の開催回数を年1回から2回に増やすなど、経営塾の事業拡大に取り組みました。またVJCCにおける学士課程の設置にも尽力し、今年度9月より「日本式国際ビジネス学士課程」が開始することが決定しています。すでに第1期生の選抜は終わり、現在授業の開始に向けてのオリエンテーションが行われています。

　功績証書には「10年後のために我々は木を植えなければならない。そして100年後のために我々は人を育てるべきである」というベトナム建国の父ホーチミンの言葉が記されており、教育や人材育成ということに対して、ベトナムという国が如何に大切に思っているかが伝わってきました。

　今回の水のCAの受賞は、水野CAはもちろん、VJCCインスティチュートの働きが国に認められたことのあかしでもあり、VJCCインスティチュートとしても事業の一層の発展に努めたいと思います。