日本留学フェア2017が大盛況のうちに開催されました_モンゴル日本センター

2017年10月11日

開会式の様子

 
 2017年10月7日(土)・8日(日)の2日間、モンゴル日本人材開発センターにて「日本留学フェア2017(以下「留学フェア」)」が開催されました。今年は日本より12の大学・団体が参加し、会場は日本留学に関心のある若者を中心に昨年度を超える参加者(1330名、資料配布べース)が訪れ、大盛況となりました。

 今年の留学フェアは、在モンゴル日本国大使館、日本学生支援機構(JASSO)、当センターの共催で開催されました。日本からの参加は、12大学・団体(以下参照)となりました。10月6日(金)には、留学フェア前日の行事として、参加大学・団体の要望に応じ、ウランバートル市内の教育機関訪問を行い、モンゴル国立大学や科学技術大学、新モンゴル高校など計8か所を訪問しました。

 留学フェアの開会式では在モンゴル日本国大使館・高岡正人特命全権大使、モンゴル教育文化科学スポーツ省・ビャンバツォクト国際プロジェクト・プログラム対外関係局長、モンゴル国立大学・オチルホヤグ学生担当副学長、日本帰国留学生会・ナサンビレグ会長よりご挨拶を頂きました。留学フェアのプログラムは、国費留学制度説明(在モンゴル日本国大使館)、日本留学制度説明(JASSO)、日本からの帰国留学生による報告会、大学紹介プレゼンテーション(参加大学・団体)、ブースでの個別相談(参加大学・団体)で構成されました。

 フェア参加者からは「多くの必要な情報を一度に手に入れることができた」、「来年も是非実施してほしい」、「日本に留学するために言葉を学ぼうという意欲が強くなった」といった声が寄せられました。参加大学・団体からは、「モンゴルは他国に比べ日本留学に非常に熱心な参加者が多いことが特徴。日本語はもとより英語を話すことのできる人材も多く、日本留学への見込みが高い。またこれまでは経済・ビジネス分野への関心が高いようだったが、理工系分野ならびに医学や法学を日本で学びたいという関心も高まっているようだ」との意見が出されました。これは、モンゴルで英語教育に重点を置く中学・高校が増えていること、モンゴル政府が理工系人材の育成をより重視する方針を打ち出していることとも関係があると思われます。そして、受入大学側としても、英語による学位取得体制や多様化するニーズ・関心に対応した大学プログラムの整備をより一層進めていく必要があるとの意見も出されました。

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大学紹介ブースの様子

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大学紹介ブースの様子

参加大学からの説明に熱心に聞き入る来場者

 一足早い冬の到来で最高気温が−1℃、雪がちらつくなかの開催となりましたが、それにもかかわらずたくさんの方々に来場いただき、留学フェアを成功裏に終了することができました。今後、来場者及び参加校・団体のアンケート結果を集計し、次回の留学フェアの運営に活かしていきたいと思います。

 当センターとしては、この留学フェアで生まれた参加大学・団体とモンゴル学生の「縁」を通じ、より多くの日本留学が実現するよう、心から願っております。


参加大学・団体(50音順):朝日大学、大阪観光大学、大阪大学、慶応義塾大学、国際大学、事業創造大学院大学、静岡大学・静岡県、芝浦工業大学、中央大学、東海大学、東洋大学、立命館アジア太平洋大学