モンゴル日本センターで「日本留学講演会」を初開催しました

　3月3日、モンゴル日本センターにおいて、在モンゴル日本大使館との共催事業「日本留学講演会」を初めて開催しました。親日国であり日本留学への関心が非常に高いモンゴルですが、日本留学にあたっての奨学金や就労環境などの情報は正確に周知されているとはいえず、留学しても不本意な結果に終わる事例も散見されます。そのため日本センターでは、日本留学への正確かつ実践的な情報の発信拠点たるべく、「日本留学フェア」を補うかたちで本イベント「日本留学講演会」を開催する運びとなりました。

　本イベントでは「よく調べたうえで日本に留学しよう」をテーマに、日本留学で失敗しないための事前準備の重要性を喚起しました。日本留学に備えての情報収集、予算計画、そしてキャリアプランの必要性を周知するべく、日本人専門家4名と日本留学経験のある日本センター職員3名が知識と経験を披露しました。
　
　会場には日本留学に関心のある若者を中心に500人を超える来場者が集まりました。予想を上回る大盛況で、会場に入りきれない来場者のためにエントランスホールにライブ・ビューイングを設置しました。

　
　イベントの第一部では4名の日本人専門家が登壇し、代表的な日本留学のルートと留学を成功させるために必要な情報収集の方法を紹介しました。特に、中村専門家は日本留学にかかる費用とアルバイトで得ることのできる収入を示し、無理のない予算計画を立てて日本で学ぶことの必要性について強調しました。

　第二部では日本センターの職員3名が登壇し、自らの日本留学経験をもとに、日本留学前に取り組むべきことや、日本留学のメリット・デメリットを説明しました。日本留学に関心のある若者たちにとって世代が近く、身近なセンター職員の留学経験への関心は高く、熱心に聞き入っている様子でした。

　
　今後、日本センターでは「日本留学フェア」開催の効果をより高めるべく、「日本留学講演会」を定期的に開催し、日本留学に関する正確で実践的な情報を提供していく予定です。