経営塾ハイフォン第2期閉講式を開催～ベトナム第3の都市ハイフォンでビジネス人材の育成～

　2018年6月14日（木）、HAI PHONG CITY CONVENTION CENTERにて、ベトナム日本人材開発インスティチュート（VJCCインスティチュート）が実施している経営塾ハイフォン第2期生の閉講式が行われました。

　経営塾ハイフォンは2年前に始まり、他の経営塾と同じく、人材育成のために日本から講師を呼び、日本式経営や品質管理などを地元企業の経営者に教えています。

　本式典にはJICA、貿易大学、ハイフォン人民委員会、ハイフォン人材開発協会、ベトナム日本商工会議所、などの経営塾関係者が集まり、またハイフォン市の報道関係者も参加しました。まず来賓紹介の後、ハイフォン第2期生の活動の様子がビデオで上映されました。ビデオにはJICA専門家による講義を受講している様子や本邦研修時の様子などが映し出され、第2期生がどのように経営塾に取り組んだのかがわかりやすく紹介されました。

　ビデオの上映後、ハイフォン人民委員会教育管理部のNguyen Thi Mai副部長より、経営塾ハイフォン第2期生の成果発表があり、その中でMai副部長は「本邦研修を通していくつかの会社は契約まで進んでいる。今まではなかったが、5SやKAIZENという言葉はハイフォンの企業にとってなじみのある言葉となってきている。」と経営塾がいかにベトナムの裾野産業を支援しているかを伝えました。

　修了証の授与、来賓からの祝辞の後は、経営塾ハイフォン第2期を代表し、ミンカイ貿易株式会社Nguyen Bich Hoa社長がお礼の挨拶を述べました。Hoa社長は「今回、日本式の経営を初めて学んだ。本邦研修では日本の経営者から学ぶべきところや驚くところが本当にたくさんあった。経営塾で身に付けた知識を自社で生かすことはもちろん、ハイフォン市のためにも生かして行きたい。多大な支援をいただき感謝している。」と述べ、会場からは惜しみない拍手が送られました。

　
　閉会挨拶ではハイフォン人材開発協会Nguyen Van Thuan会長より「経営塾で得られた知識は貴重なものです。受講生の皆さん、参加してくださりありがとうございます。ハイフォンには現在解決すべき問題がたくさんあります。皆さんがリーダーとなりハイフォンを、ベトナムを引っ張っていって欲しいと思います。日本のように世界を引っ張る存在となれるよう、まずはハイフォンの企業に皆さんの知識を共有し、その輪をどうぞ広げていってください。」とエールが送られました。

　最後に参加者全員で写真を撮影し経営塾ハイフォンの益々の発展を祈り、閉会式は幕を閉じました。