VJCC&三谷産業グループ共催セミナーに140名が参加

2018年7月30日

講義を行う川西由美子先生(写真右奥)

 2018年7月3日(火)にベトナム日本人材開発インスティチュート/ホーチミン(以下VJCC)で、三谷産業グループの一つであるAureole Expert Integrators Inc.(以下AXIS社)との協賛で「自律型人材開発のポイントを学ぶ~日本企業が今求める品質管理教育~」のセミナーが初めて開催されました。三谷産業グループはベトナムで20年以上、ものづくり”人財”の育成に大きく貢献しており、様々なイベントを実施しています。

 同セミナーはVJCCハノイで昨年12月、今年5月に開催され、今回ホーチミンで開催されました。当日はベトナム企業、日本企業や韓国企業の方20社以上140名の方が参加しました。

参加者に人気であったフラフープ演習

自社で実際に自律型人材開発を取り組んだドン氏(写真中央)

演習後チームにおける重要なことを話す演習リーダーのブー氏

 セミナーでは、ランスタッド株式会社EAP総研所長の川西由美子氏が講師を務め、常にものごとを考える人材育成のためのポイントの講義がありました。「現在、ベトナムはかつての日本のように成長しているが、逆にマイナスの部分でも日本と同様の道を歩み始めているので、同じ過ちを繰り返さないためにセミナーを開催している」と川西先生は話されました。
 また、川西先生自ら携わった事例紹介がありました。問題のある組織は、組織の人間が問題を重要視しておらず問題が普通であると認識する傾向があると川西先生は話しました。
 
 事例紹介後、リチーミング(組織のチームワークを高め、一人一人のやる気を上げるプログラム)を体感するために、初対面同士が目的地までフラフープを運ぶ演習が行われました。
演習後、チームにおける重要な要素を発表する際、食品会社 会社員トゥ氏から「下のものはリーダーを立てる必要がある」と発表がありました。

 講義の最後に、企業で重要なことは、従来の5sに1sを加える6sであると川西先生は話されました。1sとはスマイルのことで、どれだけ優秀でも笑顔のない企業は雰囲気が悪く業務成績が必ず伸びない。また、これからベトナム企業に期待することは、ベトナムクオリティに誇りを持てるベトナム企業が増えることであると話されました。

 5時間に及ぶ講義でしたが、参加者全員が熱を常に持ってセミナーを受講していました。