VJCCハノイ、経営塾第9期生が成果発表会を実施〜経営塾での学びを共有〜

2018年7月30日

成果発表会の様子

 2018年7月9日(月)〜11日(水)にかけて、経営塾第9期生29名が、最終週の講義で、それぞれの経営塾での学びに関する成果を発表しました。
 
 経営塾はベトナム日本人材開発インスティチュート(VJCCインスティチュート、以下VJCC)が企業向けに提供している10ヶ月のプログラムです。受講生は主に企業経営者・幹部で、JICA専門家を講師に日本式の経営を学んでいます。

 成果発表会では、講師の梅沢俊英JICA専門家にご参加いただき、最終日には、他期経営塾生が公聴に来ている様子も見られました。

プレゼンテーションの様子

 発表は1人20分のプレゼンテーションと5分間の質疑応答、5分間の講師からのコメントを一つのセットとして進められました。プレゼンテーションの内容としては、経営塾に入った理由、企業の説明、印象的・興味深かった講義内容、経営塾で得た知識をどのように企業に生かしたか、現在直面している課題や困難、これからのビジョンといった内容が話されました。
 
 発表の方法は人によって様々で、講義の受講前と受講後の現場の様子を写真で提示したり、グラフを作成し数値を見える化したりするなどの工夫が見られました。中には経営塾に対する熱い思いを語っている受講生もいました。

梅沢俊英JICA専門家

 講義の総評として、梅沢講師は「経営塾で学んだことをどう生かすのか。それを考えることが皆さんにとって重要になる。そこでプランを立てる上でのポイントとなるのが『一貫性』と『具体性』。この2つに留意しながら、しっかりとした戦略を立てて欲しいと思う。経営者は孤独である、とよく言われる。しかし経営塾で出会い、学んだ仲間となら相談できることもあるだろう。ぜひそう言った仲間やVJCCを活用していって欲しい。経営塾での学びを終えて本格的にその知識を生かしていく皆さんの成長を願っている。」と締めくくりました。
 
 経営塾第9期生の閉講式は8月24日に経営塾第10期生と合同で開催される予定です。

【画像】

集合写真