環境ビジネススタディツアーが実施されました

2018年8月16日

 カンボジア日本人材開発センターは、国際協力機構(JICA)、リロ・パナソニック エクセルインターナショナル株式会社、公益財団法人 太平洋人材交流センター(PREX)、公益財団法人 北九州国際技術協力協会(KITA)の協力を得て環境ビジネススタディツアーを6月30日から7月7日まで北九州及び関西で実施しました。

油藤商事株式会社訪問の様子(2018年7月4日)

 日本企業の訪問を通じカンボジアのビジネス及び産業における環境について新しい知識や経験を得ることを目的とする本ツアーには、カンボジア企業及びCJCCから13名が参加し日本企業の視察を行うと共に北九州及び大阪で交流会を行いました。プノンペンの姉妹都市でもある北九州市の北橋市長表敬より始まった本ツアーは、北九州市ではエコタウンセンターや日明浄化センターを訪問し、北九州市での排水処理や食品廃棄物、自動車などのリサイクル処理などについて学びました。続いて訪れた関西ではバイオマスタウンでの取り組みや、地域におけるリサイクル拠点として機能するガソリンスタンドの取り組みについて学びました。北九州と大阪で行われた日本企業との交流会では、CJCCのリエン所長と参加カンボジア企業が発表を行い、参加した日本企業との間で意見交換が行われました。あいにくの豪雨により、最終日午前の企業訪問はキャンセルとなりましたが、参加者は訪問した日本企業からたくさんの知識を吸収し、日本企業との交流会では実際の商談に結び付く例も見られました。

 環境をテーマとする本ツアーでは、日本企業の持つ最新技術に感銘を受けたとの声が参加者から多く聞かれ、日本で視察した太陽光発電を自社の経営する農場で早速取り入れることを計画する参加企業も見られました。CJCCでは今後も日本の関係機関と協力し、日本とカンボジア両国の中小企業の発展に資するスタディツアーを来年度以降も実施していく予定です。

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北九州市長表敬(2018年7月2日)