VJCCハノイ、報連相に関する研修を実施〜より円滑な組織運営のために〜

2018年8月22日

研修の様子

 8月16日(木)、VJCCインスティチュート(ハノイ)にて、所長以下スタッフ一同に向けて、「報連相」に関する研修が行われました。
 
 これまでVJCCでは、日本人専門家がベトナム企業に対して「PDCAサイクルと報・連・相」の講義を実施してきましたが、実施主体であるVJCC自体がPDCAの遂行のため、その基本である「報連相」や「5S」といった仕事の基本をしっかり根づかすことが急務であるとの認識によるものです。日本人専門家から技術移転を受け、指導者として成長したビジネス人材育成部のマネージャーであるMinh氏が講義を行いました。

Minhビジネス人材育成部マネージャー

 研修では、導入としてアクティビティを行った後、Minh氏から報告、連絡、相談のそれぞれの説明が行われ、さらに内容を深めるために実際の事例を紹介するDVDを視聴しました。中でも盛り上がりを見せたのは、報連相の一つである「連絡」を説明する際に行われたアクティビティでした。
 
 そのアクティビティではペアで背中合わせに座り、一人は画面に表示されている絵を言葉だけで伝え、画面の見えていないもう一人がその絵を忠実に再現するというものでした。スタッフたちは元が同じはずなのに、それぞれが異なる絵を描いているのを目の当たりにし、伝えることの難しさを体験し、どうすればよりわかりやすく伝えることができるかを考えていました。

アクティビティの様子

 講義の感想として、学士課程の担当者は「報連相は難しく、ネガティブなイメージを持っていたが、今日の研修を通じてそれらをポジティブなイメージに変えることができた。」と話していました。また日本語人材育成の担当者は、「連絡に関しては(自分の部署は)他の部との連携が少なく、いざ仕事を共にするとミスが多かった。研修を通して報連相の基礎や知識を理解でき、次に何かの仕事を行う際はスムーズに連携ができそうだ。」と答えました。

 経営塾やイベントの運営、企業との連携事業を行うVJCCインスティチュートにとって、報連相は必要不可欠なものです。今回の研修を通して、スタッフ全員が共通の意識を持ち、報連相の重要性を再認識することができました。これからVJCCではPDCAのサイクルを効率的に回し、より一層効果が出る活動を目指します。