東京都商工会議板橋支所の企業がVJCCインスティチュートを訪問

2018年12月5日

VJCC所長によりVJCCの紹介

 11月23日(金)に、東京都商工会議板橋支所のカンボジア・ベトナム現地事情視察団が、ベトナム日本人材開発インスティチュート(以下VJCCという)を訪問しました。同視察団は、「外国人人材の活用」というテーマで、板橋区内の企業12社、15名が参加されました。

 VJCC所長Nguyen Thi Hien氏より挨拶の後、VJCCの人材育成の活動、特に経営塾(※1)をはじめとするベトナム人企業家の育成、学生や社会人を対象にした日本語の教育、また2017年より開始された日本式国際ビジネス学士課程(※2)といった概要について説明がありました。

授業見学の様子

 その後、参加者は学士課程2年生の「マーケティング」の授業を視察し、ベトナム人の先生による英語の授業を70名の学生が受けている姿を身近で体験しました。質疑応答では、学生の卒業後に日本企業で働くことが決まっているのか、日本企業が学生を採用したい場合どのような手段がとれるか、などのコメントが出され、VJCCで実施しているジョブフェアーが紹介されました。

 参加者からは、将来、VJCCの学士課程の卒業生を正社員として募集する、インターンシップの形式で受け入れることを検討したい、と言った声が聴かれました。このようなVJCCの活動を通じて、人材の交流が加速化され、日越の友好関係、経済関係への貢献が感じられるイベントとなりました。


※1 経営塾とは2009年に開始された日本式経営の研修で、月5日間、9時から16時半まで6時間の授業及び実践を10か月にわたり実施するプログラム。人数は30人、現在はハノイ2、ホーチミン1、ハイフォン1の計4コースが実施されている。

※2 日本式国際ビジネス学士課程とは、2017年4月にVJCCが貿易大学内のインスティチュートとして正式に認定されたのを契機に同年9月より開設した学部。一般教養及び専門経営の56科目から構成され、"Japanese Culture and Cross-Culture in International Business", "Japanese Business and Economy", "Monozukuri", "Japanese Human Resource Management", "V-BIZ Business Plan 1, 2, 3", "Japanese Business Communication and Organizational Behaviors"などの科目の履修が義務付けられている。