JICAレポート 七夕フェスティバル2019

2019年7月15日

たくさんの参加者で賑わいました

 7月13日と14日に、カンボジア日本人材開発センター(CJCC)は在カンボジア日本国大使館、国際交流基金アジアセンターと共催及び多くの企業スポンサー様のご協力を得て七夕フェスティバル2019を開催しました。七夕フェスティバルは、日本とカンボジアの文化交流を目的とし、今回で第16回目を迎えました。天候にも恵まれ、2日間で6,000人を越える方々にご来場いただきました。

 七夕フェスティバルでは、七夕に関するイベント、文化交流体験、パフォーマンスの3つのトピックで会場が盛り上がりました。

たくさんの願い事が飾り付けられた笹

 
 七夕に関するイベントでは、短冊コーナーを設け、会場に設置された笹が色とりどりの短冊でいっぱいになり、浴衣とクバン(カンボジアの伝統衣装)の体験コーナーでそれぞれの伝統衣装に身を包んだ参加者たちが、自分で書いた短冊とともに記念撮影する姿がたくさんみられました。さらに、日本の新しい文化として定着しているアニメなどのコスプレをした人なども多く、それぞれが思い思いにフェスティバルを楽しんでいました。

TEMPURA KIDZのパフォーマンス

会場に設置されたごみ箱

 文化交流体験では、折り紙や書道、剣道等の日本文化の体験とカンボジアの伝統的なアーチェリー体験や甘味販売、オーディションを通過したアーティストによるクメールメロディーコンサートなど、日本とカンボジア両国の文化に触れるイベントが多数実施されました。

 毎年恒例となった日本語学習者によるのど自慢大会では、CJCCで日本語を学習しているハン・ソパアンモロコットさんが優勝を果たしました。
 絆ホールでは、伊藤組による一人芝居と絆フェスティバル2017にも参加したTEMPURA KIDZによるライブパフォーマンスで会場が盛り上がりました。

 今年の七夕フェスティバルでは新しく環境に配慮したイベント運営の取り組みをおこないました。ボランティアとスポンサーには七夕フェスティバルオリジナルのエコボトルを配布し、ボランティアのお弁当には蓮の葉に包まれたお弁当を用意しました。ブース出店者にもプラスチック削減の協力を呼びかけ、一般ごみ、リサイクルごみ、生ごみの3つの分別でごみの回収をおこないました。

 私たちのイベントが、カンボジアと日本の文化交流の場だけでなく、環境問題を考えるきっかけの場ともなっていくように今後も努めていきたいと思います。


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