現在の場所はホーム > JICA国際協力総合研修所・JBIC開発金融研究所の調査研究情報 > 分野・課題別援助研究報告書 > 社会保障


調査研究
『ソーシャル・セーフティ・ネットに関する基礎調査 -途上国のソーシャル・セーフティ・ネットの確立に向けて-



報告書表紙

2003年10月発行



【全文】 PDF
表紙~参考文献まで 836KB
サマリーペーパー(要約)

204KB
【分割】
表紙、序文、目次、略語表 76KB
第1章 調査研究の概要 24KB
第2章 ソーシャル・セーフティ・ネット(SSN)とは 56KB
第3章 アジアのSSN整備の現状 284KB
第4章 JICAのSSN分野における協力実績 80KB
第5章 他ドナーにおけるSSN分野の協力動向 116KB
第6章 日本の社会保障整備の経験 56KB
第7章 SSN支援に関するJICA事業への提言 44KB
参考資料、参考文献 208KB



1997年から1998年にかけて東南アジア諸国を襲ったアジア経済危機による悪影響は、実体経済だけでなく国民生活にも及びました。その結果、これら諸国においては社会的弱者層の保護、および弱者層への転落を未然に阻止することを目的とした中・長期的な制度基盤としてのSSNが未だ成熟途上であることが改めて露呈されるとともに、その必要性が再認識させられることとなりました。

これらの危機が一段落し、各国が経済危機からの回復に向けて社会全体の変革を模索している昨今において、中・長期的な制度整備への支援の重要性はますます高まるとともに、JICAとしても政策支援・制度構築型という新たな支援の流れにどう対応していくかを検討することが必要となっています。

本報告書は、開発途上国の恒常的なSSNの整備、および社会保障分野全般の支援を検討するにあたっての基礎的な知見を提供するとともに、有効な支援に向けたアプローチ、あり方を検討することを目的としてJICAが設置した研究会の議論を基に取りまとめたものです。SSNについては広範な支援対象が考えられますが、本研究会では制度支援のなかでも健康保険や失業保険を含む労働者社会保障を中心に、保健・医療、雇用・労働、年金といった恒常的な社会保障制度に焦点を当てて検討を進めました。本編ではケース・スタディとしてタイ・フィリピン・インドネシアを取り上げ、制度の概要、JICAおよび他ドナーの支援を概観し、日本の経験も踏まえたうえで今後の支援に向けた展望を検討しています。