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調査研究
『日本の教育経験 途上国の教育開発を考える』



報告書表紙

2003年11月発行




人間開発の基盤である基礎教育の改善は国際協力の重要課題です。国連ミレニアム開発目標(MDGs)で、初等教育の完全普及と初・中等教育における男女間格差の解消などが掲げられています。そして途上国支援に日本の経験や教訓を活用する意義はこれまでも認められていましたが、実際の援助の現場においては関係者各人や個々の組織の知見と経験に頼ることが多く、日本の経験を包括的かつ体系的に分析したものはありませんでした。
この調査研究は、近代日本の教育分野がたどった歴史と多様な開発経験を総括し、かつ途上国への応用の可能性から吟味してそこからの示唆を考察したものです。

<調査研究報告書>
日本は、明治初期の近代教育導入時には現代の途上国と同様に多くの問題に直面していましたが、比較的短期間のうちに基礎教育の普及を実現してきました。この報告書では、日本の教育経験を途上国の教育開発の観点から整理し、日本の教育経験が途上国の教育開発にどのように活用できるのか、日本の経験を応用する際の留意点は何かについて考察しています。
報告書サマリー(PDF/244KB)

表紙、序文、目次、調査研究概要、用語・略語解説、序章「開発途上国の教育課題」(PDF/488KB)
第I部 日本の教育史の概観(PDF/122KB)
日本の教育の近代化と教育の発展(日本の教育史年表付)
第II部 日本の教育経験(PDF/708KB)
教育行政、教育財政、学校経営、明治時代の就学促進策、女子教育、戦後の就学促進策、へき地教育、留年・中途退学問題への取り組み、教育課程・指導計画、教員養成・研修、授業研究、学校文化
第III部 開発途上国における日本の教育経験の応用に向けて(PDF/164KB)
  開発途上国における日本の教育経験の応用に向けて
付録 教育統計