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調査研究
『開発課題に対する効果的アプローチ ─水質汚濁─


報告書表紙 水質汚濁
2005年10月発行


サマリーペーパー(PDF/408KB)

【全文】
一括(PDF/844KB)

【分割】
序文、目次、調査研究概要、開発課題体系図、要約(PDF/240KB)
第1章 水質汚濁の概況(PDF/40KB)
第2章 水質汚濁に対する効果的アプローチ(PDF/96KB)
第3章 JICAの協力の方向性(PDF/32KB)
付録(1.主な協力事例、2.主要ドナーの取り組み、3.基本チェック項目、4.地域別の水質汚濁対策の現状と優先課題、5.開発途上国に適用可能な技術)、引用・参考文献・Webサイト、用語・略語解説(PDF/480KB)



「開発課題に対する効果的アプローチ」とは
「開発課題に対する効果的アプローチ」シリーズの報告書は、JICAの国別・地域別アプローチを強化するための取り組みの一環として作成されたものです。ある国の重要課題に適した協力を実施するために、個々の開発課題の全体像と、その課題に対する効果的なアプローチについての基本的な理解を深めることを目的としています。

個々の開発課題を体系的に整理し、その課題にJICAとしてどう取り組むべきか、を報告書では取りまとめており、案件形成や協力プログラムの検討のほか、「課題の見方」を示す参照資料としても活用されています。また、付録にはJICAの当該分野の協力実績や他ドナーの動向、案件実施・検討に際してチェックすべき点などがまとめられていて、実務への活用を志向した内容となっていることが特徴です。

「必要なときにすぐ読める」をモットーに簡潔にまとめられているため、途上国開発の視点から課題を理解するための入門書としても参照いただける報告書となっています。

「開発課題体系図」とは
「開発課題に対する効果的アプローチ」シリーズの報告書では、それぞれの開発課題について課題を体系化したツリー状の図(開発課題体系図)を作成し、開発途上国における課題の全容とその解決に向けて考えられるアプローチの手段をわかりやすく示すことを試みています。

この体系図では、水質汚濁に取り組むに際しての基幹目標(「開発戦略目標」)、開発戦略目標の達成に必要な「中間目標」、中間目標の達成に必要な「中間目標のサブ目標」を階層的な論理構成によって示しています。また、体系図では中間目標のサブ目標を達成するための手段や手法の例も示しました。つまり、この体系図を参照することで水質汚濁への取り組みに際して目指すべき目標とその達成に必要な具体的な取り組みを容易に理解することができます。

水質汚濁に対する効果的アプローチ
水質汚濁対策に対するアプローチを検討するために、この報告書では1) 水質保全/水質汚濁対策を実施するうえで必要となる関係者の能力の強化、2) 対象となる公共水域の種類に適した水質保全/水質汚濁対策能力の向上、の2つの側面から、以下の開発戦略目標を設定しました。報告書では、それぞれの開発戦略目標の視点から設定した中間目標ごとに効果的なアプローチ手法、留意すべき点、JICAの取組状況を論じています。
開発戦略目標1:行政・企業・市民・大学等研究機関のそれぞれの役割に着目した水質保全/水質汚濁対策能力の向上」
開発戦略目標2:対象地域に適した水質保全/水質汚濁対策の向上」

JICAが水質汚濁改善への協力に取り組んでいくに際して基本的な考え方として、報告書では「相手国の発展段階や優先ニーズに見合った協力目標設定と段階的な協力の実施」、「主要な主体の能力強化による社会全体の水質汚濁対策能力の強化」、「キャパシティ・アセスメントによる協力内容の検討」、「環境科学・技術に基づく水環境行政、水質管理能力の強化」をそれぞれ挙げ、このような考えに基づいた協力を進めることを提言しています。