現在の場所はホーム > JICA国際協力総合研修所・JBIC開発金融研究所の調査研究情報 > 分野・課題別援助研究報告書 > ジェンダー主流化・WID

準客員研究員報告書

『人々のエンパワーメントのためのジェンダー統計・指標と評価に関する考察
-定性的データの活用に向けて-』

2003年6月発行

藤掛 洋子(お茶の水女子大学大学院人間文化研究科人間発達科学専攻博士課程)

目次

要約

略語・日本語訳表

用語説明

謝辞

1. はじめに

  1. 本調査研究の背景と目的
  2. 本調査研究の方法
  3. 本調査研究の構成

第1部 ジェンダー統計・指標・エンパワーメント評価

1. ジェンダー統計と社会・ジェンダー評価

  • 1-1 女性(のちのジェンダー)の統計・指標の国際社会における議論の潮流
    • 1-1-1 女性の統計
    • 1-1-2 ジェンダー統計への転換
    • 1-1-3 ジェンダー統計の生産過程と定義の精緻化
    • 1-1-4 ジェンダー統計の利用者と時間軸
  • 1-2 市場経済と豊かさの議論
    • 1-3 国連によるアンペイドワークとSNAの議論
    • 1-3-1 SNA活動と非SNA活動
    • 1-3-2 SNAを超えて―GPIの活用
    • 1-3-3 エンパワーメントのための統計と世帯概念
  • 1-4 社会・ジェンダー評価と人々のエンパワーメント
    • 1-4-1 社会・ジェンダー評価の潮流
    • 1-4-2 日本政府のODA事業評価と社会・ジェンダー評価
  • 1-5 定性的指標の設定と定性的データの定量化・可視化・仮説の立案
    • 1-5-1 定性的指標の設定と精緻化のサイクル
    • 1-5-2 定性的データの定量化・可視化・仮説の立案
  • 1-6 まとめ:ジェンダー統計の意義と課題-定性的なデータの把握の試み-

2. インドネシアのおけるジェンダー統計・指標の作成支援に関する事例

  • 2-1 序
  • 2-2 インドネシアの概況
  • 2-3 インドネシアのジェンダー課題と女性政策
  • 2-4 ジェンダー統計システム整備への取り組み
  • 2-5 州別ジェンダー統計プロファイルと提示された統計・指標
    • 2-5-1 健康・家族・人口
    • 2-5-2 教育
    • 2-5-3 経済活動および貧困
  • 2-6 考察:州別ジェンダー統計プロファイルの利点と改善点
  • 2-7 まとめ:インドネシアにおけるジェンダー統計支援から見えたこと

3. エンパワーメントの通文化的考察の可能性

  • 3-1 エンパワーメントの諸概念
  • 3-2 エンパワーメントの通文化的考察:I/NGOの取り組みより
  • 3-3 各地域の社会・ジェンダー状況
    • 3-3-1 インドの(1)マンガレオン
    • 3-3-2 バングラデシュの(2)グラミン
    • 3-3-3 マリの(3)マリ
    • 3-3-4 インドの(4)SEWA
  • 3-4 各プロジェクトの特徴と女性たちの「力をつけていく」過程
    • 3-4-1 インドの(1)マンガレオン
    • 3-4-2 バングラデシュの(2)グラミン
    • 3-4-3 マリの(3)マリ
    • 3-4-4 インドの(4)SEWA
  • 3-5 まとめ:エンパワーメントの通文化性とエンパワーメント指標の仮説的抽出

4. 南米パラグアイ農村部におけるプロジェクトの事例より

  • 4-1 序
  • 4-2 成果三類型の基本概念
  • 4-3 パラグアイとS村の概観
  • 4-4 S村の女性たちが主体的に実施した生活改善プロジェクト
  • 4-5 女性たちの「語り」の分類方法:「成果三類型」
  • 4-6 女性たちのエンパワーメントに関する考察
    • 4-6-1 三重の役割と「成果一類」
    • 4-6-2 三重の役割と「成果二類」
    • 4-6-3 三重の役割と「成果三類」
  • 4-7 S村の女性たちの「語り」に表れたエンパワーメント指標
    • 4-7-1 S村の女性たちのグループとしてのエンパワーメント
    • 4-7-2 S村の女性たちの個人としてのエンパワーメント
    • 4-7-3 女性のエンパワーメントとリダクティブ・ヘルス/ライツとの関係
    • 4-7-4 活動空間の把握
  • 4-8 まとめ:エンパワーメント再考

5. 提言:ジェンダー統計の整備・活用とジェンダー主流化に向けた枠組みの構築

  • 5-1 ジェンダー統計の整備支援とその活用・精微化
  • 5-2 ジェンダー統計データ入手のためのプロセスの明確化/データのアーカイブによる保存・共有と活用
    • 5-2-1 ジェンダー統計入手のためのプロセスの明確化:合意議事録(R/D)への明記
    • 5-2-2 ジェンダー主流化についての合意議事録(R/D)への明記
    • 5-2-3 データのアーカイブによる保存・共有
  • 5-3 プロジェクトにおけるジェンダー統計の収集と活用、プロジェクト目標の変更
  • 5-4 人々の視点に立ったエンパワーメント評価
  • 5-5 評価の実施体制とI/NGOを含む国連諸機関との連携:合同評価
  • 5-6 本研究の意義と課題
  • おわりに

第2部 補論:社会・ジェンダー調査とPDM/PCMへの反映

6. 定量的データに加えてなぜ定性的データが必要なのか

  • 6-1 定性的データと定量的データの議論再考
  • 6-2 PCM/PDMと対象地域における社会・ジェンダー調査の関係
  • 6-3 「わたし」のジェンダー観の相対化
  • 6-4 フィールドにおける社会・ジェンダー調査手法
  • 6-5 調査者の基本的な心構えと調査の範囲、調査協力者
  • 6-6 調査の手順
    • 6-6-1 対象国・対象地域の全体像の把握
    • 6-6-2 対象地域における定量的データの把握
    • 6-6-3 定性的調査
  • 6-7 調査の系譜:ジェンダー視点に立ったPLAの基本的な考え方
  • 6-8 PLAの道具箱
  • 6-9 道具の具体例
  • 6-10 第2部 総括:定性的データを活用したエンパワーメント評価
  • 〈資料:第2部 社会・ジェンダー調査ワークショップキッツの紹介〉

参考文献