2010年8月12日
JICAは、2011年11月に韓国で行われる「第4回援助効果向上に関するハイレベルフォーラム(HLF4)」への取り組みとして、同フォーラムでのポスト・パリ宣言の議論に向けた提言を行うことを目的に、ブルッキングス研究所、韓国国際協力団(KOICA)との共同研究プロジェクトを進行中です。
本プロジェクトでは、New Players・New Challenges・New Approachesをテーマに書籍を作成する予定で、JICAはこの本の中で、JICA研究所の重点研究テーマ「武力紛争予防と国家建設」と関連する「Fragility(国家の脆弱性)」の章、また、「事例分析に基づくCDアプローチの再検証」と関連する「キャパシティ・ディベロップメント(CD)」の章を担当しています。
7月29、30日には、ブルッキングス研究所(ワシントンDC)で執筆者らによるワークショップが行われ、JICA研究所からはFragilityの章を執筆する恒川惠市所長、武内進一上席研究員、室谷龍太郎RA、またCDの章を担当する細野昭雄上席研究員、本田俊一郎RAが参加し、それぞれ第一ドラフトを発表しました。
ワークショップでは、主に新興ドナー、民間資金といった新しいアクターと伝統的ODAとの協調について集中的に議論されました。各執筆者は今回の議論を踏まえて原稿を完成させ、今年12月にソウルで行われるHLF4の準備会合で発表する予定です。
関連研究領域: 平和と開発、援助戦略
ムービー・コメンタリー
室谷龍太郎 JICA研究所リサーチ・アソシエイト
開催情報
開催日時 | 2010年7月29日(木)~2010年7月30日(金) |
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開催場所 | 米国 ワシントンDC ブルッキングス研究所 |