途上国の食べものって面白い!夏休み子ども向けイベント「JICA関西夏祭り×あさひこどもキッチン」を開催しました。

2017年8月28日

夏休み終盤の8月20日(日)に、朝日新聞社メディアビジネス局とJICA関西との共催で「JICA関西夏祭り×あさひこどもキッチン」を開催しました。当日は、小学生の子どもたちと保護者の合計60名近くの参加者がお越しくださいました。

途上国はどんなところ?マラウイの生活を知る

マラウイの生活の様子を聞いています

最初に、青年海外協力隊経験者の柳博美さん(フィジー・日本語教育)から、開発途上国のお話とJICAの役割の説明がありました。

次に、同じく青年海外協力隊経験者の笠野実希さん(マラウイ・食品加工)から、アフリカ・マラウイの生活や食文化のお話をしていただきました。笠野さんのチェワ語(マラウイの現地語)の自己紹介に子どもたちはビックリ。その後それぞれ渡された世界地図を床に広げ、マラウイの場所を探し出します。4カ国の異なった料理の写真の中からマラウイの料理を当てるクイズも出されました。カラフルで美味しそうな料理が並ぶなか、一番シンプルで素朴な料理がマラウイのものでした。お皿にはシマと呼ばれる白いお団子状のものと魚が載っています。シマはマラウイの人にとっては主食で、トウモロコシの粉を練って作るのだそうです。土間に座って鍋でシマを作っている様子も紹介され、会場後列に座っていた保護者の皆さんも熱心に見入っていました。マラウイは農業大国ですが、水が貴重で三度の食事が満足に摂れないこともある現状など、子どもたちにとっては初めて知ることばかりでした。

「ごまハカセ」深堀社長のパラグアイ・ごまビジネス奮闘記

深堀社長と元気にあいさつ!

次は、「ごまハカセ」こと株式会社わだまんサイエンスの深堀勝謙社長の登場です。JICAの中小企業海外展開支援事業を活用して展開しているパラグアイのごまビジネスについてお話いただきました。

「あった!」地図でパラグアイも探します

「ごまで世界平和を達成したい」との思いから遠い中南米の地で農家と協力し、ごまを加工し、商品開発を行っているという、唯一無二のプロジェクトです。最初は現地農家にごまを食べる習慣はありませんでしたが、美味しい食べ方と商品づくりを教えたところ、ごま食品への理解が広がったそうです。「ゴマソムリエ」のいでたちの深堀社長のお話を聞いて「途上国の生活を良くしたい」という熱い思いが子どもたちにも伝わったようです。

ごまを通した国際交流

「美味しい〜」搗いたごまの試食タイム

お話のあとは、会場を屋外に移して子どもたちお待ちかねの、ごまつき実演!深堀社長が沙羅双樹の杵とケヤキをくり抜いた臼を持参し、ごまを搗く過程を実演してくださいました。
実演が始まると、子どもたちはごま搗きに夢中!深堀社長を囲んで搗き方を学びます。社長直伝の魔法の言葉「おいしい」を大声で唱えながら、交代で力いっぱい杵を搗きました。
子どもたちの思いが詰まったごまは、みんなで役割分担をして試食用に準備し、観覧の方に配布しました。一般の参加者に大好評なのはもちろん、印象的だった点は、海外の方にも大好評だったこと。カンボジア、アフガニスタン、メキシコなど多様な国から来日中の研修員に試食してもらいましたが、皆さん「美味しい」「食事に合いそう」と太鼓判。「ごまをこうやって食べたのは初めて」と言う方にも好評だったことから、ごまを食べる習慣が無い文化にも通用する食材だということをご紹介できました。

子どもたちが海外の方にごまを渡すことで生まれた、国際交流の場。そこに一役買ってくれた子どもたちは立派な国際協力のメンバーです。今回のイベントを通して途上国の生活と人々、文化の違いについて少しでも興味を持ってもらえたのでは、と思います。

国際色豊かな屋台メニューと盆踊りに挑戦!

研修員たちと盆踊りにも参加

さらに、子どもたちはJICA関西夏祭りの屋台メニューにも挑戦。ごまシュガーをかけたカンボジア風「タピオカミルク」、フィリピンのバナナの春巻き「トゥロン」、ネパール風焼きそば「チャウミン」、カレー風味の「サモサ」など、様々なエスニック料理を美味しくいただきました。

夏祭り最後のイベントはみんなで踊る盆踊りでした。神戸情報大学院大学に留学中のアフリカ出身の研修員たちも浴衣に着替えて参加しました。普段交流することのない各国の研修員や地域の方々と共に、和やかで賑やかな異国情緒溢れるユニークな盆踊りで一日が終了しました。

なお、今回のイベントは、JICAの中小企業海外展開支援事業を活用して途上国でビジネス展開をされている株式会社わだまんサイエンス様、鈴木薄荷株式会社様、ABEイニシアティブ インターンシッププログラムの研修員受け入れや草の根技術協力事業の実施をされている神戸情報大学院大学様に、たくさんのご協力をいただきました。

参加下さったお子様、保護者の皆様、ご協力いただきました株式会社わだまんサイエンス、鈴木薄荷株式会社、神戸情報大学院大学、朝日新聞社メディアビジネス局の関係者の皆様に、心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

企業連携課インターン 改田孝一
市民参加協力課 中山由恵