<ワン・ワールド・フェスティバル>国際協力ひろば「スポーツでボランティア活動~世界の健康につながる~」

2018年2月7日

2018年2月3日(土)、4日(日)、関テレ扇町スクエア、北区民センター、扇町公園にて、西日本最大の国際協力イベントである「ワン・ワールド・フェスティバル」がありました。2月3日(土)に国際協力ひろば「スポーツでボランティア活動~世界の健康につながる~」を公益財団法人大阪国際交流センター、JICA近畿シニアボランティアOV会、青年海外協力隊兵庫県OB会と共催で実施しましたので、報告します。イベントの概要はチラシをご覧ください。

国際協力ひろば「スポーツでボランティア活動~世界の健康につながる~」

今年の国際協力ひろばは、17あるSDGsのゴールの中でも、特に3番の「すべての人に健康と福祉を」を取り上げました。はじめに「SDGs」全体について、JICA関西市民参加協力課の加藤より紹介しました。世界にはたくさんの国があり、それぞれ多種多様な課題を持つ中で、SDGsは2030年までの世界の共通の目標であり、これからも人間が地球に住み続けられるよう配慮して開発していくことが大切です。

JICAボランティアの体験談

麻生さん体験談

新立さん体験談

「健康」と「身体が動かせること」をリンクさせ、スポーツ分野のJICAボランティアの経験者、麻生賢太郎さんと新立みずきさんの2名を講師としてお招きしました。

麻生さんは、パラグアイにバトミントンの職種で派遣されました。パラグアイには約6,000人の日系人がおり、日本人の礼儀正しさ、規律を守る姿勢をとても良く思ってくれています。「ニホンガッコウ」という名前の現地の学校があり、「君が代」が学校で歌われている動画を見せていただきました。パラグアイの人口は約700万人ですが、バトミントンの競技人口はなんと700人!もっと多くの人に親しんでもらうための普及啓発活動、TVなどを活用した広報活動、またプレイヤーの強化や海外遠征にも取り組みました。誰でも知り合えば「Amigo(友達)」と歓迎してくれるパラグアイの人たちは非常に明るく温厚で、なんでも「Tranpuilo(スペイン語で大丈夫だよの意味)」と言ってくれる姿勢に助けられたと話されました。

新立さんはウガンダに体育の職種で派遣されました。体育という教科は、ウガンダで始まって日が浅く、教えることができる先生がいないような状況でした。1クラス70人に対してボールが7個ぐらいしかないのに、道具を大事にしない様子も見受けられたそうです。まずは準備運動のように、自分の身体を少しずつ動かすようになることから始め、放課後のハンドボール部活動を展開。ウガンダが体育を導入したことの背景にある、スポーツのルールやマナーを守ることや、継続して練習することの大切さを伝えていきました。学校以外でも、学期間の休みを利用して、現地の監督のお手伝いとしてソフトボールの指導にも参加。アフリカといっても距離が遠いだけで、暮らしてみると意外と普通に感じ、本当に周りの人にお世話になったと話されました。

アフリカンボールを作ろう!

世界でひとつだけのアフリカンボールを作ろう!

新立さんから「生徒70人にボール7個」という話があったように、1人1個ボールがある国ばかりではありません。また、貧しい地域ではボール自体が手に入らないため、子どもたちは自分で創意工夫しておもちゃを作ります。
今回は古い新聞紙を活用し、ボールを作りました。新聞紙を好きな大きさに丸めてテープで固定。最後の仕上げに、カラフルなアフリカ布を巻きました。子どもから大人まで、仕上げの布を選ぶ様子は真剣そのもの。ソフトボールのサイズからハンドボールのサイズまで、参加者それぞれの世界にひとつだけのアフリカンボールが出来上がりました。ウガンダでは、ボールの芯を新聞紙で作ったあと、バナナの葉を巻いて仕上げたりするそうです。

ラッツ&キャットで遊ぼう!

ラッツアンドキャット

新立さんに、ウガンダの遊び「ラッツ&キャット(ネズミとネコ)」を教えていただきました。日本でいう鬼ごっこのように、道具が何もなくてもできる遊びです。参加者はネズミ役とネコ役を決め、それ以外の人が手をつないで円を作ります。ネズミが円の中に、ネコが円の外にいるところからスタートします。円を作っている人は、円の外のネコの動きを見ながら、横の人との間隔を縮めて、ネズミがネコに捕まらないように守ります。もし円の隙間からネコが中に入ってしまったら、素早くネズミを円の外に出してあげなければなりません。ネコがネズミを捕まえたらゲーム終了です。参加者の皆さんにとって初めての遊びでしたが、とても盛り上がりました。

最後に

参加者からは、「アフリカンボールを作るのがとても楽しかったです。ラッツアンドキャットもいい運動になりそうです!いろいろな国のお話を聞けていいと思いました。」「体験談はお2人ともお話し上手で、つい引き込まれました。体験型プログラムも盛り込まれており、子どもも一緒に楽しませていただきました。」と感想をいただきました。5歳から60代の方まで幅広い年齢層の方がご参加くださり、約50名の方に楽しんでいただけました。ありがとうございました。

JICA関西 市民参加協力課