イノベーティブ・アジア事業 長期研修員の日本語集中講座・日本文化理解プログラムを実施しました。

2018年3月16日

全員で記念撮影

2018年3月12日、13日の2日間、JICA関西において、「イノベーティブ・アジア」の長期研修員(大学院の修士・博士課程に所属するJICAの留学生)を対象に、日本語集中講座・日本文化理解プログラムを実施しました。     

イノベーティブ・アジア事業とは、アジア諸国の高度産業人材の育成とイノベーションの促進を実現することを目的に、アジア12ヶ国(*1)から、2017年度から2021年度までの5年間で、計1,000人の留学生を受け入れるプログラムです。実施初年度となる今年度、関西地域では大阪大学・京都大学・立命館大学の3大学に7ヵ国37名が昨秋から所属し、うち25名がこの度のプログラムに参加しました。
(*1:インド・インドネシア・カンボジア・スリランカ・タイ・パキスタン・バングラデシュ・フィリピン・ベトナム・マレーシア・ミャンマー・ラオス)

実戦的な日本語学習

プログラムの冒頭、JICA関西所長の西野より「日本語を学ぶことは、日本文化をより良く理解することにつながり、大学やインターンシップ先でのコミュニケーションにも役立つので、このプログラムで役立つ日本語を学び、日本文化理解を深めて欲しい」と挨拶がありました。さらに、業務第一課課長の本間が「JICAとのつながりを活用し、母国の課題解決と更なる発展のために貢献できる人材となってほしい」と長期研修員に激励の言葉を伝えました。

プログラムのメインとなる日本語集中講座では、「日常会話ができるようになって同僚と日本語で話がしたい。」「目上の人などに対するマナーや話し方を学びたい。」という研修員の希望に沿い、会話に重点をいて、研修員は実践的な日本語を学びました。
まずは自分の思っていることを伝えられるように練習し、さらには、日本人と一緒に食事をした時に使える「ごちそうさまでした。」「充分いただきました。」など丁寧で礼儀正しいフレーズも意欲的に学びました。日本語講師からも「参加者は、みんなとても真面目で熱心だった。文法の理解が早く、クラス活動に活発に参加していた。」との声が聞かれました。

生花、姫路城、好古園(茶道)

生花体験

研修員は、日本語以外にも生花を体験し、世界遺産である姫路城(庭園でのお抹茶体験付)を訪問しました。生け花は初めて体験する研修員がほとんどで、JICA関西のふれあいボランティアの方から作法の解説を受けつつ、真剣に作品を完成させました。
姫路城では、「日本のお城が好きです」と日本語で自己紹介をしていた研修員が、お城についてのガイドブックを持参し、熱心に姫路城を見学していました。天守閣の出口近くにあるお土産店では、多くの研修員が研究室の同僚や先輩のためにお土産を購入しました。「研究室には、約30人の学生がいる。みんなに配れるように数の多いお菓子を選んだ。いつも先輩が旅行先のお菓子を配ってくれる。」と楽しそうに大学の研究室での様子を話していました。

イノベーティブ・アジア事業 長期研修員のこれから

姫路城で記念撮影

研修員はこの2日間を通じて、同じイノベーティブ・アジア生やJICA職員と交流をし、日本語を勉強し、日本文化を体験することができました。
大阪大学のKadarさんは「初めて、他大学のイノべーティブ・アジア生と会って話することができて良かった。また、JICA事業について知り、JICA職員の方々と交流できた機会に感謝したい。姫路城は大学から遠い場所にあるので、訪問できて良かった。」と話していました。

日本語の習得には継続的な学習が必要です。今後一層、研修員自身がたくさんの日本人との交流を通じて努力することが期待されます。今回のプログラムをきっかけに、日本語や日本文化への理解が深まり、本プログラムで学んだことが大学での生活や研究、企業でのインターンシップに役立つことを願っています。
(業務第一課 イノベーティブ・アジア事業担当者)