【過去の企業展示at JICA関西ロビー】 2019年4月~6月末 ターナー色彩株式会社

JICA関西では、JICA事業を活用されている企業様の製品・サービス等を1階ロビーにてご紹介しています!

2019年7月2日

今回の主役は、途上国で大活躍中の「チョークボードペイント」です!→
ズバリ、絵具です。しかし、ただの絵具ではありません。この絵具を塗ると、あら不思議!塗ったところが黒板になるのです。

作っているのは、ターナー色彩株式会社(大阪市)。この製品の特徴は、①壁・紙・金属など幅広い素材に使用できる、②水拭きでチョークを消せる、③速乾性がある、④乾くと耐水性になる、そして⑤水性であることです。黒板にできる塗料は他にもありますが、水性塗料は珍しく、中性洗剤で簡単に落とせるため大人から子どもまで誰にでも扱いやすいほか、木や段ボールにも塗ることができます。

そんなチョークボードペイントが活躍する場は、日本に留まりません。
途上国の教室では、書きにくく消しにくい黒板が使われていたり、黒板自体がなかったりします。その現場を目の当たりにした兵庫県出身のJICA海外協力隊員が、チョークボードペイントで途上国の黒板を塗り替えれば教育環境を大きく変えることができるのではと考えターナー色彩に相談。以来、これに賛同しご快諾くださった同社が、兵庫県から派遣されるJICA海外協力隊にチョークボードペイントを寄贈し、広く赴任国で使われるきっかけになりました。

展示スペースでは、製品や実際にチョークボードペイントを塗った段ボールを展示しています。ぜひチョークで書いてみて、途上国の先生や子どもたちが使っている姿を思い浮かべてみてくださいね。