2019年12月23日
日時:2019年11月29日(金)から12月22日(日)まで→終了しました
ペルーのマチュピチュ遺跡が世界的な観光地となり、ユネスコの世界遺産に登録されるまでには、その玄関口であるマチュピチュ村の開拓なくしては語れません。現在では年間100万人もの人が訪れ、日本人も約2万人が訪れていますが、マチュピチュ村を創設し発展に尽くしたのが、一人の日本人移民であったことは、あまり知られていません。
2019年はペルー日本人移民120周年に当たります。この機会をとらえ、移民としてペルーに渡りマチュピチュ村を創った野内与吉氏に焦点を当てるとともに、日本人移民たちが、幾多の困難に遭遇しながらも乗り越え、ペルーにおける日系社会を形成してきた足跡を紹介します。
本展では、野内氏の故郷である福島県に創設された「野内与吉資料館」所蔵の貴重な写真等を展示します。加えて、ペルー考古学研究の発展に寄与した日本人や、二、三世が活躍する現在のペルー日系社会、90年代からの日本へのデカセギ現象によって生まれた新たな人的交流についても紹介します。
また、12月は同フロアにあるJICA関西食堂にてペルー料理(数量限定)を提供しています。展示をご覧になられた後は、是非こちらもお楽しみください。