【JICA研修員】日本のアイディアでミャンマーの問題を解消したい!

【画像】Zanwin Moh Moh Phoo (ミャンマー)

AUN/SEED-Net研修員  エネルギー社会・環境科学(京都大学大学院エネルギー科学研究科)
Zanwin Moh Moh Phoo (ミャンマー)

ASEAN地域の長期的かつ持続的発展に欠かせない産業界の活性化にむけ、工学分野の人材の育成を目的に形成されたアセアン工学系高等教育ネットワーク(ASEAN University Network/Southeast Asia Engineering Education Development Network 略称 AUN/SEED-Net)。 ASEANを代表する19大学と日本の11大学が連携し、ASEANの若手研究者の能力強化を目指しています。中でも活動の中核となる「奨学金プログラム」で修士や博士の学位を取得した学生は、2003年のプロジェクト発足から現在までに700人を超えており、アセアン地域と日本との間で強固な工学系人材のネットワークが構築されています。

今回はAUN/SEED-Netプログラムにより、ミャンマーから8か月の短期滞在のために来日したPhooさんに、旧JICA大阪インターンの國政 歩美さん(大阪大学3回生)がインタビューしました。

当プログラムに応募したきっかけを教えてください。

私は、母国ミャンマーにてMandalay Technological大学を卒業後、Yangon Technological大学で修士号を取った後に、博士号を取るためにフィリピンのDe La Salle大学に入学しました。在籍中、政府からJICAのAUN/SEED-Netプログラムの奨学金制度の紹介を受けたので、挑戦してみようと思いました。

研究について詳しく聞かせて頂けますか?

私の研究テーマは、バイオディーゼルの新原料発見です。再生可能エネルギーの一種であるバイオディーゼルは、大豆やココナッツなどを燃料としているため、安全かつ環境への負荷を軽減することができることで注目を浴びています。日本では、特殊な機械を用いて、ミャンマーで採取でき、なおかつ新原料となる可能性のある原料の種を分析することで、燃料となる新素材を発見したいと考えています。

これから8か月間の滞在の抱負を教えて下さい。

日本を始めとする先進国では、長い間国の発展と資源の保全の両立が問題になってきました。ミャンマーを始めとする途上国でも、工業化が進む中で、現に同じようなことが問題視されてきているのです。これから8か月間の滞在の中で、この問題を乗り切るためのアイディアを日本で学びたいです。バイオディーゼルの新燃料の発見はその一手段です。

インタビューを終えて

Phooさんは自国以外の大学院に在学中、来日されました。この高い意識の背景には、現在の国の状況を良くするのはもちろんのこと、国が近い将来に直面するであろう課題を予め予測し、自身が研究してきたことを元に国の発展に貢献したいという思いがあります。彼女のような自国の未来を想う研修員に日本の技術・知識が必要とされていることを光栄に思うと同時に、彼女らの研究が今後どのように国のために役立てられていくのか気になるところです。日本でのご健闘をお祈りします。

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ジェネラルオリエンテーションで日本語を学ぶPhooさん