JICA研修員の答辞(平成25年度「地方自治体における都市廃棄物処理(A)」)

【画像】公衆衛生・環境省 カンパラ首都局 廃棄物・衛生管理者
Ms. ALEPER Josephine Kitaka (アレパー ジョセフィーン キタカ)
研修コース名:地方自治体における都市廃棄物処理(A)
研修期間:2013年6月13日から7月26日まで

本コースは、人口の急速な都市集中と活発な消費活動、工業化の進展によって、水質・大気汚染や生態系の破壊が深刻な問題となっている対象国に対し、廃棄物処理に携わる組織と人材の育成を目的に行われました。
キタカさんは、ウガンダ国の首都カンパラ市の市役所公衆衛生・環境局の廃棄物・公衆衛生担当責任者をしています。効率的なごみ取集・運搬、リサイクル、焼却や廃棄物からのエネルギー再利用といった最新技術、自治体と市民とのパートナーシップ構築について学びたいとの希望を持って研修に参加しました。どの講義も熱心に受講し、本研修参加者のなかで、もっとも積極的に質問・発言をし、理解できるまで何度でも質問を発する姿が印象的でした。

研修員代表あいさつ

この佳き日に、都市廃棄物処理研修に選ばれた10人の研修員を代表して、2か月にわたり廃棄物管理に関する技術や情報や専門意見を伝えるために、たゆみなくご尽力いただいた先生方・関係者の皆さまに、一言お礼を申し上げます。
研修は、私たちにとって経験の宝庫でした。国を横断して学び、日本の技術レベルや組織的なシステムを知りました。得た知識は、母国に帰って必ずや適用され、私たちの町や国で、都市廃棄物処理のレベルを向上させるでしょう。
日本政府に、心から感謝いたします。この素晴らしい経験を成し遂げるための材料を提供し、私たちの道しるべを与えてくれたからです。また同様に、大阪市当局・大阪市環境局・地球環境センターには研修中、心のこもった対応をしていただきましたし、私たちの滞在を快適で価値あるものにしてくださったJICAも忘れることはできません。
ここで個人のお名前を挙げることをお許しください。研修を通じて私たち研修員すべてに、はかり知れないご助力をいただいた方々に、感謝したいと思います。GEC(公益財団法人 地球環境センター)の中村課長、田中さん、清水さん、増本さん。
行動計画の顧問としてご指導いただいた平賀先生、OCEB(大阪市環境局)永見さん、JICA北島さん、そしてお名前は挙げていませんが、この研修を可能にしてくださったその他すべての方々に、心から感謝いたします。
お一人お一人に会えなくなるのは寂しく、まさに、日本を去りがたい気持ちで一杯です。
最後に、特別に、中村さんにお礼を言います。研修全部にわたり、根幹をなし、どこに移動しようが、母のように接してもらいました。本当に、寂しくなります。常に、愛情、忍耐、この研修を私たちにとってかたちあるものにしてくれた通訳、本当にありがとうございました。
この研修を、私たちにとって、そして私たちの国にとって、素晴らしい成功となしてくださったすべての方々にお礼申し上げ、ご挨拶を終えたいと思います。国に帰って後も、日本滞在中と同様の関係を続けていけることを願っています。