Japan in my life

【画像】Ms. Ana Carolina Gonzalez (アナ カロリナ ゴンザレス)
研修コース名:博物館学集中コース
研修期間:2007年4月2日から7月14日まで

【画像】2007年度博物館学集中コースに参加したグアテマラのアナさんは、幼いころから日本に来ることが夢でした。JICA研修の参加によって彼女の夢は叶い、博物館学における知見を深めました。ところで、彼女は初めての日本滞在で日本(人)の価値観(質へのこだわり・時間に正確・忍耐強さ・明晰さ等)に強い感銘を受け帰国、グアテマラ国立大学で博物館学を教えながら日本の研修経験とともに日本(人)の価値観も紹介しているそうです。

2012年には韓国、KOICA(韓国国際協力団)での研修終了前にも再び来日し、閉館前の旧JICA大阪国際センターを訪問、なつかしい研修施設に惜別の念を表しました。 今回3度目の来日となり、研修受入先の国立民族学博物館でお世話になった講師の方々、関係者と再会を果たしました。来日のたびに日本の良さを再確認するとメッセージを寄せてくれました。

アナさんのメッセージ要約

国立民族学博物館

熊谷先生の家族と一緒に

今回の国立民族学博物館訪問では、まず、当時も聞こえたカラスの鳴き声に歓迎され、進化した展示内容を見学しました。関先生、久保先生と再会し、お茶を飲みながら博物館学集中コースの思い出、ラテンアメリカと日本の文化遺産等について話しました。あいにく園田先生は出張中でお会いすることができませんでした。関先生は35年もの間、日本とラテンアメリカを行き来し、特にペルーに関する様々な研究をされています。関先生と同じくペルーの研究をされている山本さんにもお会いました。二人とも完璧なスペイン語を話されるのですが、日本では人々が笑顔で親切に接してくれるので、多くを語らずとも言葉の壁を感じません。
当時の研修をサポートされていた熊谷先生のご家族を訪問する約束があったので、国立民族学博物館が実施した国際シンポジウムには参加できませんでした。熊谷先生とご家族は最初の出会いからいつも私に親切に接してくれます。熊谷先生は愛媛県で新たに開始する博物館プロジェクトについて話してくれました。
当時博物館学集中コースを担当された研修監理員の宮下さん、旧JICA大阪フロント業務をされていたTBSの本下さん、研修コースをサポートして下さったきょうこさん、小百合さんらとも再会しました。

アナさんと宮下さん

日本に来るたびに新しい博物館や以前訪問したことのある博物館を訪れますが、ダイナミックな展示デザインや新規展示物に触発されます。訪問で得た内容に基づき私は講義内容を更新し完成された観点を提供することができます。 素晴らしい研修内容もさることながら、日本は私に多くの友人、貴重な思い出、日本人の礼儀正しさ、親切さを知る機会を与えてくれました。
これらが、まさに私が何度も日本を訪れる理由であり理想の国なのです。 私は多くの外国で夕日を見てきましたが、‘日出づる国’は日本の他にありません。ありがとう!日本!