JICA関西インターンシップ体験談〜藤原岳大さん〜

関西大学社会安全学部
藤原岳大

インターンシップ志望動機

JICA関西事務室での執務体験

JICA関西でのインターンシッププログラムに志望した理由は、大学で学んでいる防災に関する知識を実際の現場ではどのように教えていて、実践されているかを見ることができる現場がJICAだったからです。大学で日本の防災技術を学んでいる中で、今後は開発途上国での防災力を向上させることを自然災害が多発する先進国の日本が今後行わなくてはならない課題だと思っていました。国内の防災技術を世界に普及させるための窓口という役割を果たすJICAでは、開発途上国から多くの研修員を受け入れていて、研修員やJICA職員から世界の防災に対する取り組みや現状が学べると思ったため、私はJICAインターンシッププログラムに応募しました。

インターン中の業務

インターンシップでは様々な会議や打ち合わせに出席する機会を与えていただきました。また、研修事業にも参加させていただき、実際の研修コースをみることができました。この研修の見学では大阪の生野区を管轄する生野消防署を訪問し、消防署の職員から直接技術指導をする現場を見ることが出来ました。市民協力の一環で小学校へ研修員と訪問し、互いの文化交流をはかるなど、JICA以外の場所で行う業務が多かったです。

インターンを通して学んだこと

消防訓練を行う研修員

インターンシップを通じて学んだことは2つあります。
1つ目に、その国にあった防災技術を広めるためには、専門知識だけでなく、その国の法体系や、これまで行われてきた政策などを知っていないといけないことです。研修として「自衛消防訓練」の実習に同行しましたが、この講座に参加する研修員たちは、自国で行われているレスキュー業務のほかにも様々な防災に関する知識を持っていました。またこれまでに被災地派遣などで得た経験から自国で同じような被害が出ないようにするにはどうすればいいかということや、市民に防災の重要性を広めるためにどのようなことを行っているかと真剣にインストラクターに尋ねていました。このように実際に働いている人が貪欲に知識を吸収しようとしているところを見ることができたことは、私の大きな財産になりました
2つ目に、専門家として開発途上国から来た研修員に教えるためには高度な語学力が必要になることです。最低でも、英語で自分の考えを伝えることができなければ、講義を行っているときに微妙なニュアンスを伝えなくてはいけないときに自分の意図と通訳が話す英語の差異が感じ取ることができないことです。

インターンで学んだことを今後どのように生かすか

今回さまざまな防災に関連する分野の人と話す機会を与えていただき、今後は自然科学系の知識と社会科学系の知識を併せ持つ学際的なひとが防災分野には必要になってくることがインターンシップを通じて学ぶことができました。今回のインターンシップで得た貴重な経験を今後の大学生活や就職活動では最大限活用したいと思っています。そして、将来は開発途上国の防災力向上に貢献できるような国際的な人材になりたいと思っています。

担当者からのメッセージ

2週間という短い期間でしたが、お疲れ様でした。
専門家として将来の国際防災協力を支える道を歩まれる藤原さんのような方が、研修員が熱心に学んでいる姿に触れ、意見交換を行う機会を得られたこと、また、専門家自身も語学力の研鑽などに努め、熱意をもって伝えようという思いを実感していただけたことは、研修を通じた国際協力を企画・運営するJICA、日本が行う今後の技術協力にとって、頼もしい限りです。
ご自身の今後ますますのご研鑽を祈念致しますとともに、インターンシップで感じられた思いを、是非、研究仲間の皆さんと共有していただければと思います。