2018年10月12日(金)、JICA関西にて「第4回 企業交流会」を開催し、JICA事業に協力頂いている関西の企業20社33名の方にご参加いただきました。最近注目の「SDGsゲーム」や新たなご縁を見つける「企業マッチング」などで盛り上がりました。
途上国へ熱い思いを持つ企業同士、話が盛り上がります
JICAでは、民間企業の海外展開支援事業やABEイニシアチブのインターンシップ受入、草の根技術協力事業、途上国の行政官を対象とした研修など、さまざまな事業で地域の企業の皆さまに協力をいただいています。日頃からJICA事業にご協力頂いている企業の皆さまに集まっていただき、途上国ビジネスやJICA事業についての情報交換、さらにはビジネスパートナー探しなどにつなげていただくことを目的に、JICA関西では定期的に「企業交流会」を開催しています。
今回の交流会には、ABEイニシアチブのタンザニア人留学生のインターンシップ受入をきっかけにタンザニアでのビジネスに挑戦しているIT企業「スタジオキャンビー」様、ベトナムで病院の衛生環境向上を目指す「ワタキューセイモア」様など、さまざまな業種の企業にご参加頂きました。
ゲームでの交渉の様子
各テーブルでSDGsについて語り合いました
最近新聞やインターネットでよく見るSDGs。なんとなく大事そうだということは分かっても、「慈善事業やCSRにとりくめば良いのか?」「大企業しかできない活動では?」など、企業として何をすればよいのかいまいちピンと来ない方も多いのではないでしょうか。今回の交流会では、SDGsを企業経営に生かすためのアイデアづくりとして、今話題の「SDGsゲーム」を行いました。
SDGsゲームは、SDGsの17の目標を達成するために現在から2030年までの道のりを体験するゲームです。ゲームが始まると、他チームに交渉や偵察をしようとする皆さんが動き回り、会場は熱気に包まれました。さすが普段から経営判断を行っている経営者や管理職の方々。即断即決・交渉上手な方が多くいらっしゃいました。ゲームを通して、1人1人の行動の結果世界情勢が変わっていくこと、世界はつながっていることを体感しました。
ゲームの振り返りとして、SDGsをCSRやフェアトレード的な位置づけとして考えるのはビジネスの「守り」として必要であるものの、SDGsを新たなビジネスチャンスのもととなる「ニーズ」としてとらえ、「攻め」のツールとして積極的に活用していくことが今後の成功企業のカギである、と企業連携課課長の飯田よりお話しました。
今回の交流会のテーマのひとつが、「参加者どうしの交流・連携」。交流会の最後に、コラボレーションしてみたい企業を指名していただき「企業どうしのマッチング」会を行いました。見事マッチングした企業のみなさんの幸せそうな表情は、Facebookでご確認ください。
今回の交流会で多くの企業のあいだでネットワークがつくられ、SDGsゴール17「パートナーシップで目標を達成しよう」に少し近づいたかもしれません。
「自社の製品・技術を途上国で活かしたい」という企業のみなさん、お気軽にJICA関西にお問合せください。
JICA関西は関西SDGsプラットフォームを通じて、関西でのSDGsの推進にとりくんでいます!