帰国後花開いた日本での「投資促進」研修の受講

日本での研修を終えて10か月後、「フィジーへの投資促進セミナー」講師として再来日を果たす

2018年7月4日

2016年11月日本での研修に参加

研修閉講式でのカマルさん

InvestmentFiji(投資フィジー)(注1)投資部長のカマル・クリシュナ—さんは、2016年11月8日~12月8日の期間で開催した「投資促進のためのキャパシティ・ディベロップメント(A)」の研修コースに参加しました。このコースでは、開発途上にある国が、いかに自国の強みを発見し、それをいかに海外からの海外直接投資(FDI: Foreign Direct Investment)に結びつけるかを学ぶものでJICA関西では年2回開催(注2)しています。

2017年9月、2018年6月「フィジー貿易・投資セミナー」で再来日

プレゼン資料

カマルさんは帰国後、日本で学んだことの投資フィジー内での情報共有やフィジーの強みの発掘、外国企業誘致策の実施など日本で作成したアクションプランに基づく活動を開始しました。そして独自に作成したプレゼン資料(写真)を手に昨年9月フィジー代表として再来日し、東京においてフィジー国に関心を持つ企業を集め、彼自身初めて外国企業に対し、自国に投資を呼びかける講演を行いました。2016年の研修参加時は上級投資アドバイサーであった肩書は、来日時には投資部長に昇格し、同組織の幹部に名を連ねていました。

東京で講演中のカマルさん

本年6月1日には、大阪商工会議所、国際連合工業開発機関(UNIDO)主催、ジェトロの協力で大阪商工会議所で開催された「フィジー貿易・投資セミナー」の講師として再来日し、関西の企業20数社に対し、フィジーへの投資を呼びかけました。当研修コースの受託機関(公財)太平洋人材交流センターの担当者で、今回の講演を聴講した職員からは、日本での研修終了後1年半の間の彼の成長ぶりに感激したとのコメントがありました。

大阪商工会議所でのセミナーで講演中

日本での研修期間中JICA関西は、中小企業庁・ジェトロ・名古屋税関などの公的機関、トヨタ・中小企業など既に海外進出を果たしている企業、大学教授による講義等、多様なプログラムを設定いたしました。研修員が講師になって再来日するに至ったことは、JICAが設定した講義や現場視察がいかに有効なものであったかを証明することになりました。カマルさんの今後益々の活躍を願っています。

(注1)投資フィジーは1980年経済開発庁としてフィジー政府により設立された組織で、投資と輸出促進を担っています。
(注2)「投資促進のためのキャパシティ・ディベロップメント」の研修効果が認識され、毎年応募者数が拡大しています。それに対応しJICA関西では研修実施回数を2018年度は1回増やし、年間3回となりました。