ワン・ワールド・フェスティバル実行委員長及び事務局長へのインタビュー

2019年1月15日

ワン・ワールド・フェスティバルについて熱く語る三木実行委員長(右)と新居事務局長(左)

今年も西日本最大級の国際協力フェスティバルである「第26回ワン・ワールド・フェスティバル」が2月2日(土)~3日(日)にかけて大阪(カンテレ扇町スクエア・北区民センター・扇町公園)で開催されます。

これに先立ち、ワン・ワールド・フェスティバルの準備を進めている三木秀夫実行委員長(特定非営利活動法人 関西国際交流団体協議会 理事長)と新居誠一郎事務局長(特定非営利活動法人 関西国際交流団体協議会 理事)にインタビューを行いました。

ワン・ワールド・フェスティバルには、例年どおり、JICAからも複数のブース及びプログラム出展を予定しています。イベントの詳細はリンク先をご覧の上、是非足をお運びください。

◆ワン・ワールド・フェスティバル開催に向けた意気込みや来場者に向けたメッセージをお聞かせください。

◇世界的な潮流となっているグローバル化によって、社会的・経済的に、国・地域を越えた世界規模での結びつきがますます深まってきています。国境を越えて資本や労働力、知識や技術が移動し、文化の交流や衝突、経済問題や環境問題などは、様々な課題を突きつけてきています。国内においても、多くの外国人労働者の増加を生んでおり、このたびの入管難民法改正によってその傾向はますます増加していきます。また、2025年の万博、統合型リゾート(IR)が今後大阪で計画されている中、来阪する外国人と市民との接点もさらに増えていきます。さまざまな文化を持った人たちの多様性を受け入れる大阪人気質をさらに活かして、積極的に交わる機会を創ることにより、ともに生きる仲間たちであるという意識の深まりを作っていければと考えています。
 また、地球規模で拡大する貧富の格差、環境破壊など、地球と人類の未来を脅かす深刻な国際的社会課題の解決に取り組むNGOが紹介する活動内容を、ぜひとも自分の目で見て理解していただき、自分が出来る国際協力は何かを考える機会となればと強く思っています。世界中のすべての人びとの人権が最も大切であること、より人間らしく生きられる社会づくりのために何ができるか、みんなで考える場、それが「ワン・ワールド・フェスティバル」です。

◆今年の目玉となる企画が特にあればお聞かせください。
 
◇多くの市民に来場頂いてその成果が大きくなるような目玉を増やしました。
 カンテレ扇町スクエア1階ステージでは、「草の根大使」としてタイへ行ったペナルティ(吉本芸人)が現地の人々との交流を通じて理解した「草の根無償」の魅力について熱く語ります。JICA留学生によるアフリカ文化紹介とダンス、タヒチ民族舞踊とドラム、和太鼓とインドネシア音楽とのコラボレーション、グローバル化する医療・看護についてのトークセッションなど、市民にとって興味を惹かれる内容で行われます。
 また、扇町公園では難民キャンプテントを設置し、テントの中で中東のお茶を頂きながら、どのようなものを使いながら暮らしているのか、紹介いたします。更に、家族で楽しめるワールドグルメ「みんなのキッチン」では、17か国・地域の世界の料理(エジプト、フィリピン、アラブ、ハイチ、トルコ、メキシコ、ラオス、ベトナム、インド、タイ、イタリア、スペイン、インドネシア、中国、韓国、モンゴル、セルビア)が出店します。その他、後援頂いている関西領事団より各国領事館のご協力を得ながら、民族色の強いスポーツを市民へ紹介・デモストレーションをし、参加体験して頂く「みんなでスポーツ」を公園内で行います。

◆主要テーマであるSDGs達成に向けてのメッセージをお聞かせください。

◇開発途上国だけの問題ではなく、SDGs17項目は私たちの問題でもあります。出展ブースの方々も、SDGsに関わる展示を通じて、世界の現状や多くの課題について市民の方々に発信すべく紹介されています。世界共通の目標であるSDGsの達成に向けた活動について、来場される市民の方々と一緒になって、より良い世界のために私たち一人一人ができることを考えるきっかけを見つける場になればと思っています。

◆ワン・ワールド・フェスティバルfor Youthとの関係についてお聞かせください。

◇「ワン・ワールド・フェスティバルfor Youth」は、高校生が自分たちで考え企画運営している体験型の素晴らしい催しです。同じ高校生同士の活動紹介は多くの刺激を与え合うものと思います。「ワン・ワールド・フェスティバルfor Youth」の参加高校生たちが、「ワン・ワールド・フェスティバル」とも連携でき、参加いただくことにより、一層広く活動されているNGO/NPOの方々と接点を持ち交流が図られ、更なる理解の深まりと活動の幅が広がればと思います。

◆関西における国際交流について期待することをお聞かせください。

◇日本の中でも関西は多くの留学生を受け入れています。留学生が、外国人にやさしい大阪・関西でしっかりと日本の文化を学んで頂き、祖国へ帰って自国の力となり、日本・関西のファンになってもらいたいと考えます。

◆JICA関西に期待することをお聞かせください。

◇「関西SDGsプラットフォーム」の事務局を担って頂いていることを嬉しく思っています。関西は、古くから民の力(旦那衆、タニマチ)で多くの社会課題を解決してきた文化を持っています。ぜひとも、在阪企業や私たちとともに、伝統的な民の力を結集していければと思います。

(聞き手:西本 玲/菊地 健士)