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【大阪大学-JICA連携】2019年7月末より、大阪大学 学部生・院生4名が青年海外協力隊として出発、タンザニアの青少年の健全な育成にチャレンジします!

 大阪大学大学院人間科学研究科と独立行政法人国際協力機構は、タンザニアにおける青少年の健全育成を目指し、2019年7月24日より大阪大学学部生・学生4名を派遣します。2018年12月21日付で締結したJICA海外協力隊派遣に関する大学連携事業の覚書に基づき、今後2022年3月末までの間、同大学からは毎年4名程度の学生を派遣します。

2019年7月17日

事前研修の様子① 資料を読み込む姿

事前研修の様子② 派遣予定の学生たち

 今般、大阪大学との連携により、同大学の学部生・院生をJICA海外協力隊としてタンザニアの小・中学校へ派遣し、青少年への健康増進プログラムの提供や基本的衛生知識(健康維持の基本となる3要素【栄養】・【休息】・【運動】)の向上を目指し、歯磨き・手洗い指導などに関する啓発活動や運動競技イベント等を行い、それらを通じた青少年の健全育成を支援することとなりました。同国では、学校教育内での健康・運動指導が十分になされておらず、本事業における青少年に対する健康・運動指導の啓発活動に対する期待が示されています。
 2019年6月10日(月)には、2018年度9次隊JICA青年海外協力隊(職種:公衆衛生)としてタンザニアに赴任する中井隆斗さん、服部貴紀さん、谷本帆乃夏さん及び大川和愛さんが、派遣に先立ち、同大学で第2回目の学内研修を行い、派遣を前にした事前準備などを行いました。事前研修では、活動実践事例として、WHOの公衆衛生のビデオを視聴し、またマラウイにおける運動会の様子を視聴した後、互いにそれぞれが現地で実施できる活動をリストアップすることにしました。また、それらの内容をもとに、共に活動を行う予定の現地の同僚教員や市の職員などともに、現地で具体的な活動を決めていくことなどが話されました。

 また、本派遣を指導する同大学岡田千あき准教授は、健康・運動指導を通じた地域課題への対応を専門としており、タンザニア初の女子陸上競技会「Ladies First」の開催支援などJICA事業に関わってきた経験をもとに、今次派遣の学生に対し、有益なアドバイスを提供しました。

 岡田研究室には、開発途上国における健康増進やスポーツに関する研究を行っている大学院生が多数在籍しており、本派遣事業含め、社会や環境にあわせた青少年の健康増進にかかわる活動を、研究科として支えていく予定です。