第10回神戸市アフリカビジネスセミナーを開催しました～企業等42社とABEイニシアティブ留学生38名が交流～

　10月18日（金）TKP神戸三宮カンファレンスセンターにて、JICA関西と神戸市、日本政策金融公庫、ひょうご・神戸国際ビジネススクエアの共催で、第10回アフリカビジネスセミナー「アフリカビジネスの鍵～物流・人材・社会課題～」を開催しました。

第1部　ビジネスセミナー

　第1部では、ジブチ共和国特命全権大使のアホメド・アライタ・アリ閣下、及びエチオピア連邦共和国特命全権大使のカサ・テクレブラハン・ガブラヒウォット閣下、並びにアルジェリア民主人民共和国特命全権大使のモハメッド　エル　アミン・ベンシェリフ閣下より、各国の紹介を頂きました。「アフリカのゲートウェイ」と称するジブチでは、湾港や空港インフラ、自由貿易特区等のビジネス基盤が整備され、年間を通して安定した太陽光を活用した再生可能エネルギー分野や、ディープダイビング等の観光分野等において投資機会が見込まれます。アフリカで2番目に大きな人口を有するエチオピアは、複数の工業団地が整備され、特に繊維・アパレル製品、皮革製品、医薬品等の分野に注力した製造業の誘致が行われています。
続いて、神戸市からはルワンダとの行政官交流や、各国へのビジネスミッションの派遣等の取り組みについて紹介がなされました。JICA関西からは、中小企業・SDGsビジネス支援事業やABEイニシアティブの紹介を致しました。

　アフリカ進出事例としては、㈱フクナガエンジニアリングの古川様から、JICAの普及・実証・ビジネス化事業等を活用頂いたエチオピアでのバスやトラックタイヤのリユース・リサイクル事業について、ボロレ・ロジスティクス・ジャパン㈱の濱田様からはアフリカの物流についての現状や課題、解決策の実例等についてご紹介を頂きました。
最後に、経済産業省「飛び出せJapan!」採択企業による現地事業創出支援の事例として、㈱ダブルフェザーパートナーズの武藤様からはアフリカ進出支援サービスについて、またAAIC（Asia Africa Investment & Consulting）の半田様からはアフリカ向けヘルスケアファンド事業等についてご説明を頂きました。

第2部　ネットワーキング

　第2部のネットワーキングでは、第1部のご登壇者に加えて、AFRIKAmeetsKANSAI　センダ・ルクムウェナ実行委員長を来賓としてお招きしました。神戸情報大学院大学　福岡賢二副学長の乾杯のご発声を皮切りに、アフリカビジネスに関心のある企業等42社からの58名と、ABEイニシアティブにて関西の大学で学ぶ留学生38名が活発な情報交換を行い、盛況のうちに終了しました。