ちびっこティンガティンガ・アーティスト大集合!~JICA関西夏祭り子供向け絵画ワークショップを実施しました~

2019年8月26日

 「世界にはどんな国があるか、知っているお友達はいるかな?」
 「はいはーい!ケニア!」「サモア!」「日本!」
 「これは、ティンガティンガ芸術村、カラフルな絵が沢山描かれているね!」
 「へぇ~!!」

2019年8月25日、日曜日の昼下がり。子供たちの元気な声と好奇心溢れるキラキラした瞳に包まれ、「ティンガティンガ・ワークショップ」が始まりました。「ティンガティンガ」というのは、1960年代末、タンザニアで発祥した絵画スタイル。サバンナの動物や豊かな自然、人々の暮らしを、たった6色のペンキを使って色鮮やかにのびのびと描くアフリカを代表する現代アートです。

JICA関西では、本年8月末に横浜にて開催される第7回アフリカ開発会議(TICAD7)を機に、子供達がよりアフリカをはじめ多様な国と文化に触れ、日本以外の世界について考えるきっかけになればとの願いを込め、子供向けのティンガティンガ・ワークショップを実施致しました。

ワークショップは、「国際協力って何?なぜ必要なの?」「タンザニアってこんなところだよ」という、ちょっとしたお勉強からスタート。そして、タンザニア人アーティスト、ズベリさんが目の前で実際に鮮やかに色塗りをする様子をデモンストレーション。同じシマウマの原画でも、色のチョイス、水の含み具合、思い切り具合で、全く異なる絵に仕上がっていきます。

途中、ズベリさんが子供達の机をまわり一緒に色を塗ったり、タンザニアの絵本の読み聞かせなどを行いながら、1時間後には沢山のカラフルな絵で一杯になりました!

子供達の中には、初めてアフリカの方と接する子もいたことでしょう。今回のワークショップが、日本以外の世界にも興味を抱き、世界の友人たちと協力することの大切さを考えるきっかけとなれば幸いです。