モンバサ港開発事業の起工式が開催 〜港湾整備を通じて東アフリカ地域の国際貿易競争力強化を支援 キバキ大統領が起工記念式典にて着工祝う〜

2012年12月5日

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式典風景(キバキ大統領と高田大使)

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式典での伝統の踊り

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起工式記念の銘板

インド洋に面して古くから開けたモンバサ市は、東アフリカ最大の国際貿易港として知られています。モンバサ港で荷揚げされた貨物の多くは、ケニア国内や内陸国のウガンダ、ルワンダ、ブルンジ等へと陸送されます。モンバサ港は、東アフリカの物流の拠点であり、近年の経済発展に伴い貨物取扱量も拡大しています。しかし、貨物量の増加に対する取扱能力が追いつかず、荷役を待つ船舶の海上滞留や陸揚げ貨物の滞留が発生し、内陸輸送の遅れや輸入品価格の高騰にも影響しており、地域の国際物流に大きなマイナスとなっています。

日本が2007年にケニア港湾公社向けに総額約267億1,100万円を限度とする円借款契約の調印を行ったモンバサ港開発事業は、同港の貨物取扱能力の向上を目的としています。この事業では、大規模コンテナ船が接岸可能なコンテナターミナルを新たに港内に建設し、コンテナの積み降ろしを可能にするクレーン等の荷役機械を整備することで、円滑な物流を実現し、ケニアと東アフリカ地域の経済社会発展に対して貢献します。

2012年12月5日、モンバサ港開発事業の起工式が現地にて開催され、キバキ大統領、キムニヤ運輸省大臣、ベット道路省大臣をはじめ多くの関係者が式典に参列しました。キバキ大統領は、経済の著しい発展がモンバサ港の貨物取扱能力を越える勢いである中、今回の設備拡張・増強によってより多くの貨物取扱を可能とすることがケニアのみならず東アフリカ地域全体に利益をもたらすことへの大きな期待を表明しました。

なお、我が国は、本事業以外にも、モンバサ港からの貨物積み出しルートとなる道路インフラ整備を行う、モンバサ港周辺道路開発事業の円借款契約を本年6月に調印しています。日本の当地域へのインフラ協力が東アフリカ地域の発展に大きな役割を果たすことが一層期待されています。