多文化ソーシャルワーク〜クライエントの立場からはじめる支援〜

【写真】平林文松本市多文化共生プラザ コーディネーター
平林文

6月29日(土)JICA駒ヶ根で「信州グローバルセミナー2013」を開催します。このセミナーでセッション2の講座D「多文化ソーシャルワーク〜クライエントの立場からはじめる支援〜」の講師、平林文さんにお話を伺いました。

アメリカでの学び。そして現在の外国人支援と難民支援の基盤づくり

国際協力に高校生時代から興味があり、そういった仕事に就くために大学からアメリカに留学しました。
アメリカでの学生時代には、国際関係や移民関係の団体でインターンとして参加しました。また、ソーシャルワーカーとして国際協力に携わるため、大学院でソーシャルワークを学びました。
大学院修了後は、移民・難民に対するソーシャルワークを行うアメリカのNPOで働き、2011年に帰国後、現在は日本における地方での外国人支援と難民支援の基盤づくりに携わっています。

「NPOで仕事をする」ということがまだメジャーでない

難民、移民、外国人に対する支援は、まさに日本国内でできる、国際協力の一部だと思います。しかし、日本では、国内での支援活動はボランティアでする事が一般的なので、「NPOで仕事をする」ということがあまりメジャーではなく、資金調達や人材育成が課題である気がしています。
もちろんボランティアをすることは、素晴らしいことだと思いますが、自分の生業としてこうした支援を選びたいと思った時には、どうしても日本国内で活動するという選択肢(チョイス)を持つことは難しい気がしています。

信州グローバルセミナー2013参加者へのメッセージ

信州グローバルセミナーに参加するみなさんの国際協力・交流活動に対するポジティブなやる気エネルギーに出会える事を楽しみにしています。