スリランカ雑貨ショップ立ち上げ〜スリランカと日本の小さな掛け橋を目指し〜

【写真】青木杏里さんスリランカ雑貨のラクリヤ
青木杏里さん

2月23日(日)JICA駒ヶ根で「駒ヶ根市制60周年・駒ヶ根青年海外協力隊訓練所設立35周年記念セミナー」を開催します。このセミナーで講座セッションにおいて講座D「スリランカ雑貨ショップ立ち上げ〜スリランカと日本の小さな掛け橋を目指し〜」の講師でスリランカの青年海外協力隊のOGである青木杏里さんにお話を伺いました。

駒ヶ根訓練所候補者時代、青年海外協力隊時代の思い出

学生時代・旅行会社勤務時代を通して世界を旅するなかで、いずれは途上国の人々と直接に関わる仕事がしたいと思うようになりました。旅行業の経験を活かした職種が青年海外協力隊にあることを知り、まさに自分のための職種!と思い参加を決めました。駒ヶ根訓練所では、すべてが初めてのシンハラ語の勉強に日々必死でしたが、様々な経験を持つ同期、何より同じ国へ派遣される同期と支え合い、刺激し合う訓練を通して派遣への気持ちを高めていくことができました。
スリランカでの協力隊活動期間は本当にあっという間でしたが、言葉には尽くせない経験です。ホームステイ先の家族、活動で関わった方々、援助をしに行ったはずが、現地の方々に協力をしてもらうことばかりの2年間でした。
たった2年間ですが、縁あって関わったスリランカと日本でも関わっていきたくて、協力隊時代に立ち上げた女性生産者団体を日本でも紹介する活動を中心に、日本でもスリランカの文化を楽しむことができる活動として、同期と2人で当団体を立ち上げました。

スリランカ雑貨ショップの活動および今後の活動展開

ラクリヤ」とは、スリランカの言葉で、Lak:スリランカの Liya:女性という意味。スリランカ雑貨専門ショップとして女性生産者団体「ラクリヤ」のオリジナルサリー商品を中心にカレーキットやセイロンティーなどを取り扱っています。また、スリランカの文化を日本でも楽しめる活動、スリランカ文化を知ってもらう活動として、文化紹介イベントや、無料Web上旅行相談会、都内スリランカ料理店のマップ作成なども実施。スリランカの空気までも日本にご紹介できたら、との思いで活動しています。今後はスリランカを訪れる方に、よりニーズに合ったローカルな体験をご紹介できるよう、旅行手配の機能を充実させたいと思っています。

セミナー参加者や駒ヶ根訓練所に対するメッセージ

駒ヶ根青年海外協力隊訓練所は、ここで学ばせていただいた協力隊OB・OGにとって協力隊経験がスタートした思い出深い場所です。自然豊かな温かな場所がいつまでも隊員候補者の学びの場であってほしいと願います。