長野西高等学校 国際教養科(2年)
前田 惇超 君
「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2013」に青年海外協力隊長野県OB会会長賞を受賞した、長野西高校国際教養科(2年)の前田惇超君にお話をお聞きしました。
趣味はバドミントンやフットサル、そしてラジオを聞くこと、という前田君。一見普通の爽やかな高校生ですが、JICA駒ヶ根での「信州国際塾・高校生参加型プログラム」や長野県OB会主催の「留学生・研修員との交流会」はじめ、学校外でのイベントにも積極的に参加するアクティブな高校生です。
そんな前田君に、世界に目を向けて飛び込んでいくモチベーションはなんですか?と質問すると・・・
−「友達になりたいと思う気持ち」。静かな笑顔ではっきりとそう答えてくれました。
以前より、国内・海外を問わずいろんな人と友達になりたい気持ちが強かったという前田君。2年生の夏休みの時には地元新聞社主催の企画で他の中高生と一緒にアメリカに行きました。そこで日米の若者世代の交流事業をしている女性に出会い、「一人一人が友達になることで、結果的に世界が平和になる」ということを教わった、といいます。友達になることが国際交流の一歩、そしてそれが国際協力に、世界平和につながっていく。友達になったらその国のことを知りたくなるし、友達が乗っている船は撃てない。その考えに感銘を受けて帰国後すぐに応募したのが、今回入選を果たしたJICAエッセイコンテストでした。
将来の夢も、この「友達になる」がキーワードです。JICAや国連などの国際機関で働き、ゆくゆくは自分で財団を立ち上げて、国を超えた人と人との交流を進めていきたい。そう語ってくれました。高校生である今は、学校の第二外国語で中国語を選択。話すことが楽しいので語学の勉強は毎日欠かさず頑張っています。