現在悲しいニュースが多く聞かれるシリアが平和だったころ、養護の隊員として派遣された橋本さんにお話をききました。
平成14年度1次隊 派遣国:シリア 職種:養護
橋本 幸江さん (はしもと たかえ) 出身:阿智村、飯田市在住
特別支援教育実践を活かせる仕事がしたかったのがきっかけですね。また、 当時勤めていた中学校の社会科のクラスの生徒たちが一生懸命話を聞いてくれて、教科書や資料だけでなく、自分の目で見てきたことを伝えられたらもっと視野を広げてもらえるかも!?と思ったのです。
シリアの子供たちと一緒に
夏の暑さは大変でしたが、雨も降らず乾燥している為日本に比べ湿度が低いので過ごしやすく感じました。水たまりもできないので、蚊などの虫に遭遇することも稀でした。また、野菜や果物、ナッツ、チーズにヨーグルトなど、食べるものが豊富でとても美味しかったので幸せでした。そして何より、人々の親切さは格別でした!
現在も、特別支援教育に携わらせてもらっています。国や環境は違っても、シリアの元同僚も私に対して同じ特別支援教育を担っている同僚としてみてくれている事がモチベーションの一つです。また、コミュニケーションの大切さや自分とは異なる文化や考え方を理解したり受け入れたりするという点で、国際交流と特別支援教育は共通することが多い(いや・・同じ?)と思っています。
隊員生活は、本当にあっという間に過ぎ去っていきます。現地と日本の良さをたくさん見つけてきてください。