2011年6月13日
ご無沙汰しております。砂漠の国チリから黄色レンジャー安藤です。
前回の自己紹介から早3ヶ月半。語学の伸びはいまいちですが、すっかり任地には慣れ、微力ながらも活動に勤しんでおります。しかし紫レンジャー同様に、活動の進捗度はまだまだ低いので、今回は様々な角度から見た廃棄物の状況について、ご報告させていただきたいと思います。
今回は「ゴミの発生源」の一つということで、スーパーのレジ袋に着眼点を置いて書いてみたいと思います。
写真1
チリでは首都や州都を中心として、全国各地にSuperMercado(大型ショッピングセンター)があり、日々沢山の人々が買い物に訪れます。
私の任地コピアポ(第3州州都)にも全部で5つ程あります。しかし写真1のように、一つ一つのスーパーマーケットは膨大なレジの数(通常20〜40箇所。首都では50〜70箇所のスーパーマーケットもある)を持つ程の規模なので、一日に消費されるレジ袋も甚大な枚数になります。
写真2
写真3
さらに、チリでは一度に大量の食糧を買い込む習慣があり、一人当たりのレジ袋使用枚数も日本より遥かに多いと思います(写真2)。
さらに追い討ちをかけるような多重包装(写真3)。
これではいくらゴミの減量を呼びかけても、一向に減少傾向になるとは思えません。スーパー側もエコバッグ、マイバッグの販売は行っており、それらを持参した者だけの専用レジを設ける等して、ゴミの減量推進活動を行っていますが、レジ袋をゴミ袋として利用したい消費者が多いことや、エコバッグ自体の強度の問題等から、認知度及び普及率は伸び悩んでいます。
このように、チリは日本と比較して何ら遜色のない経済発展を遂げている一面も見られますが、一方その対策面で大きく遅れをとっている印象を受けています。
引き続き、報告を続けていきます!