2011年8月29日
市役所の駐車場でコンポストをはじめてから、およそ五か月が過ぎました。段ボールひと箱分の量からスタートしたコンポストも現在はおよそ三倍に増えました。その一部は、カウンターパートのマリアさんの家庭菜園で使うために熟成段階に入っています。
ちなみに、マリアさんは現在日本に滞在しています。中南米の廃棄物処理を改善するために、一か月半JICA札幌の研修コースに参加しているのです。
マリアさんがコスタリカに帰国してから、使ってもらう日を今か今かと待っています。
今日のコンポストのご飯は?
左の写真は、私の働く市役所で発生したコーヒーがらと、フィルターペーパー。コスタリカ人にとってコーヒーブレイクは、なくてはならないもの。そのため、毎日たくさんのコーヒーがらが出ます。フィルターペーパーは、手で細かくちぎってコンポストに投入します。右の写真は、近くの市場の食堂からもらった野菜の皮です。毎日同じ食堂から、野菜くずを、もらっています。この2リットルくらいのプラスチック容器を、通い箱として使っています。この中に、野菜くずを詰めて取っておいてもらうようにしています。
野菜のくずを投入する、その前に!
食堂からもらった野菜くずは、そのままでは、少し大きすぎるので細かく切る必要があります。まず小さいプラスチックの容器に、野菜くずを入れます。その後で、うえから少量コンポストをかぶせ、スコップで、混ぜ合わせながら、野菜を細かくザク切りにしていきます。野菜とコンポストをよく混ぜ合わせることで、分解を促進することも、ねらいです。
頑固な皮を持つ強敵!
ときどき固い皮を持つ、ジュカというイモのような野菜が混ざっていることがあります。その場合は、その辺に落ちている石を手にし必殺の左ストレート一撃で、粉砕します。コスタリカの民族博物館で見た先住民族の石器をヒントに、この方法を思いついたときは、半信半疑でしたが、案外、使えます!
とったど〜!!! いもむしの大集団、何匹いるかな?
コンポストをはじめてからしばらくしてから水アブの幼虫が大量に発生するようになってしまいました。カウンターパートのマリアさんは、大の虫嫌いなので、なんとか防ぐ手立てはないものかと考えました。偶然なのか必然なのかわかりませんが、コーヒーがらを入れるようになってから、その数は徐々に減ってきています。それでも、相変わらず発生は続いています。ときに立派な成虫に生長した水アブが、コンポストから力強く羽ばたいて旅立っていく姿を、見送ることもあります。
では、コンポスト観察日記、今回はこの辺で!