環境レンジャー不定期連載ルポ チリの黄レンジャーからの報告その3 世界のORIGAMIが環境を救う!?

2011年9月21日

自分の活動の一つに「折り紙講座」があります。と言ってもただ折り紙を折るのではなく、自分の任地に生息している動物(キツネ、フクロウ、グァナコ等)を折り紙で折ることにより、普段あまり接する機会のないものに興味をもってもらうのが目的です。実はこれ、私の前任者である初代隊員が行っていた活動ですが、きれいな冊子も既に出来上がっており(下写真)、二代目の自分においても引き続き活動の一環となっているわけです。

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今まで何回と講座を実施してきて思うことは、折り紙は、いつどこで、誰に教えても高い人気を誇っているため、これほど日本文化を存分に伝えられて、更に興味を持ってもらえる道具はないということ。

ただ現地の人は大人も含めて細かい作業に慣れていないため、あまりうまく折れません。そのため自分が折ったものよりも、私が折ったものをすぐに欲しがります(笑)。こちらも事前に余分に折って講座に臨んでいるのであげることは出来るのですが、それをしてしまうと講座の意味が無くなってしまうので、最小限に留めています。

この講座の一番の目的は折り紙を上手に折ることではなく、折り紙を通して任地の動物や植物に興味を持ってもらうことにあります。

余談になりますが、通常この「折り紙講座」を行うときは、自分のカウンターパートがまず任地の気候や生態系等について説明を行い、その後自分がスライドを交えながら折り紙を教えます。しかし正直言って、前半の説明に興味を持って耳を傾けている人は少ないです(笑)。それでもカウンターパートは時折、聴講者に質問したり、時々笑いを入れる等して飽きさせない工夫をしています。自分も負けじと、拙いスペイン語で数ヶ所笑いを入れています。

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その中で鉄板(必ずウケる)のは、プロの折り紙作家が作った作品(右の写真)を説明の最後にバーン!!と入れて、「どうだ!!」と言わんばかりに一回驚かせてから、「実は私もこれは作ることは出来ません!ごめんなさい!」というオチ。これは今まで一度も外したことがありません。

(折り紙講座時の写真)

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ラテンアメリカの人が誰でも普通にダンスが踊れるのと同じように、日本人も大抵の人が折り紙を綺麗に折ることが出来ます。赴任して8ヶ月が過ぎましたが、日本の折り紙は、世界のORIGAMIになっていることを実感する今日この頃です。