報告日:2011年12月22日
報告者:研修業務課 吉岡孝二郎
青い服がサキンディ氏
ルワンダ国インフラ省の実施機関に当たるEWSAは、電力戦略計画(Electricity Strategic Plan)に基づき、エネルギー政策を実行に移すべく、地熱をはじめ、メタンガスやピートなどの国産資源を活用した電源開発を行っている。EWSAの地熱開発ユニットに所属するサキンディ氏は、2011年7月に同研修で得た知識と経験を活用し、より自信を持って、地熱資源調査に当たっている。ルワンダ政府は、同計画において、2017年までに300MW以上の地熱発電源を開発することを目標としており、ルワンダ北西部の3地域で地熱資源の表面探査を行っている。サキンディ氏は、今年9月より地熱資源が賦存される候補地のひとつであるキニギ(Kinigi)地区に入り、泊まり込みでMT(Magnetotelluric)法による地質構造探査を行っている。2011年12月に調査団がルワンダを訪問した際は、バスで2時間かけて首都のキガリまで駆けつけてくれた。