今月のオススメ図書

今月は、所蔵資料の中から2冊をご紹介します。

『僕の名前はアリガトウ 太平洋廃棄物広域協力の航跡』 天野史郎 著

JICAが途上国の発展のために行ってきた事業を振り返る「プロジェクト・ヒストリー」シリーズ。第21弾となる本書では、2000年にサモアで始まり、10年後には大洋州11ヵ国を対象とする広域プロジェクトへと発展した廃棄物管理分野の技術協力(大洋州地域廃棄物管理改善支援プロジェクト:通称J-PRISM)の軌跡をたどります。日本の技術協力の大きな特長は、人から人へ技術が伝えられること。廃棄物管理が共通の課題となっていた大洋州地域でJICA専門家としてプロジェクトに一貫して関わり、一つ一つの国の事情に向き合いながら現地の人材育成に尽力してきた著者が綴る、国際協力の記録です。

『SDGsの基礎 なぜ、「新事業の開発」や「企業価値の向上」につながるのか?』 事業構想研究所 白田範史 編

2015年9月に国連サミットで策定されたSDGs(Sustainable Development Goals=持続可能な開発目標)。2030年までに「誰一人取り残さない」持続可能な社会を実現させることを目指して経済・社会・環境の分野の課題に取り組んでいくための国際的な目標で、これをビジネスチャンスと捉え、企業経営に組み込む動きが広がりつつあります。本書はSDGsを理解し事業に生かすための入門書。「SDGsとは何か?」、「企業経営になぜSDGsが必要なのか?」、「SDGsをどう捉え、どう取り組むべきか?」…。SDGsの基礎と取り組み事例がまとめられた一冊です。