今月のオススメ図書

今月は、新着図書から2冊をご紹介します。

『デザインと障害が出会うとき』 Graham Pullin 著 小林茂 監訳 水原文 訳

障害に配慮したデザイン、そして「デザイン」と「障害」という「2つの世界」が互いに与え合える影響について、豊富な実践事例をもとに考察した一冊です。前半では、視力矯正のための医療器具からファッションアイテムへと変化したメガネなどを例に、デザインと医用工学、障害といった異なる立場や視点が交差することによって生じうるクリエイティブな「緊張関係」を取り上げ、後半では、デザイナーたちと障害の文脈におけるさまざまなプロダクトの「出会い」を描写。長年にわたりデザインと障害に関わるプロジェクトに取り組んできた著者が、デザインの可能性と果たすべき役割を考えます。

『絵本で学ぶSDG』 絵本でSDGs推進協会 編 中川素子 編集協力

2030年までに「誰一人取り残さない」持続可能な社会の実現を目指す国際的な目標、SDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)。本書は、その17のゴールに沿って、SDGsがより身近に感じられる絵本を紹介したブックガイドです。巻頭には、Q&A形式でSDGsの基礎知識を学べる分かりやすい解説も収録。「想像する力」や「見えないものを知覚する力」を育む絵本は、遠く離れた国で起きている問題を自分のこととして考え、行動できるきっかけにもなります。絵本専門士が厳選したSDGsの「心」を伝える約100冊の中から、気になる作品を探してみては。