北九州OBB会
薄 知香志(すすき ちかし)さん
JICA九州では毎月第2土曜日17:30〜「異文化理解セミナー」と「国際交流パーティー」の2部構成のイベント、クロスロード・コミュニケーション(通称:クロコミ)を開催しています。このイベントは北九州出身・在住の青年海外協力隊・シニア海外ボランティアのOB/OGで構成された福岡県青年海外協力協会北九州支部が主体となって実施しており、第一部は海外の現状について知る講演会、第二部はJICA研修員との国際交流会という二部構成で、市民の方々へ国際協力への理解を深めていただくことを目的としています。
このクロコミでは青年海外協力隊・シニア海外ボランティア経験者(OB)だけでなく、地域の方々もスタッフとして参加しています。その名も「北九州OBB会(北九州OB Back Up会)」。OBB会のご協力なくして、クロコミは運営できません。今回はこのOBB会より、約20年にわたってクロスロードコミュニケーションを支援していただき、猫バスの帽子をいつも被った明るいキャラクターで場を盛り上げてくださっている薄 知香志(すすき ちかし)さんにスポットをあててみたいと思います。
平成2年にお客さんとして初めてクロコミに参加しました。会社の後輩に誘われて、なんだかおもしろいイベントだな〜と初めは思っていました。
それから参加していくうちに、スタッフの転勤等で入れ替わり運営が困難となった時期がありました。そして、たまたまスタッフが集まっていたときに、誰かサポートしてくれる人・・・という話題が出て、私が引き継ぐことになったのです。
また、新日鐵の(当時の)安全環境室に在籍していた際に、環境対策についての内容説明や八幡製鐵所内の環境対策設備等の見学引率をJICAの研修員に行っていた経験があり、そういった意味では公私共にJICAとは繋がっているなと感じています。
昔は北九州市に在住する外国人が少なかったので、外国人に会うことのほうが目的だったと思います。しかし、現在は北九州でも外国人は珍しくなくなったので、「会う」から、「交流する」に変わっていったのではと感じています。
色々ありますが、まず昔の福岡県協力隊OB会長が、お客さんとして来られていた女性と結婚したことです。披露宴でスピーチをさせていただきましたが、まさか結婚するとは思ってもいませんでした。現在も二人は海外で幸せに暮らしています。
また、何年かぶりに戻って来られたお客さんが、オーストラリアの在住権を持って帰ってこられました。クロコミがきっかけで海外に興味を持つようになったと聞き、本当に嬉しく思いました。
その他、独身だった方が何年かぶりにお子さんを連れて参加してくれた時など、人との繋がりを強く感じますし、長い間いてよかったと感じます。
う〜ん、習慣かな。ないと寂しいし、生活の一部とも言えます。老若男女、様々な人が同じ立場にいながら色々な思いをもってここで交流をし、色々な出会いが待っている素晴らしい場所です。
お客さんはもちろんのこと、協力隊のOB/OGの方にももっと参加してもらい、気軽に交流できる場となればいいと思います。
協力隊員といつも間違われる薄さん。「職種は何で行かれていたのですか?」と、
会う人会う人に聞かれるとか。
そんな薄さんにインタビュー中も、幾度となく笑わせて頂きました。
クロコミにまだ参加されたことのない方、薄さんに会いに!研修員との交流に!
お待ちしております。
JICA九州 総務課 大藤知子
初めて来られた方も薄さんの気さくな雰囲気で緊張がほぐれます。
ご好意で毎月写真を撮られ、翌月のクロコミ懇親パーティー会場で貼りだしていただいています。
貼りだされた写真たち。常連さんが楽しみにしています。
クロコミの様子