【企業インタビュー】HALVO株式会社(ベトナム 新しい天然無機質系凝集沈降剤「H・O・H」を用いた小規模浄水普及・実証事業)

2015年1月13日

【画像】2012年度普及・実証事業に採択され、2015年4月まで事業実施中のHALVO(株)の代表取締役である柳生良治さんに、お話を伺いました。

鹿児島の火山灰を原料とした浄化剤でベトナムの水をきれいに!

当社は、JICA委託事業としての上水処理の実証事業実施に加え、独自のビジネス展開として、凝集剤の特性を活かした多面的な水浄化事業に取り組み、上水処理、産業用廃水処理・下水処理、公共水面水質処理と順次市場を広げていくことを目指しています。

現在のJICA委託事業の状況

自社製品である天然無機質系浄化剤(凝集剤)『きよまる君』と殺菌機能を追加した飲料水用凝集剤「H・O・H」を使い、ベトナムの上水(生活用水・飲料水)処理を実施しています。現在までに小型から大型までの浄水機を29箇所に設置しました。現在、ベトナム地方政府から飲料水の安全性に関する公式な承認を得るための取組みを行っています。

JICA委託事業を実施してみて

今回の事業をきっかけに、実際に海外に出てみて、自信がついたし、社会からの信頼や知名度も得ることができました。
約2年間、JICA委託事業を行うなかで、本事業の取り組みをNHKやベトナムのテレビ・新聞などから広く紹介していただきました。おかげで、現在は、2年前には想像もできないほどに、国内・国外から自社製品への新規引き合いが急増しています。

JICA委託事業終了後のビジネス展開について

【画像】現在、ベトナムを中心としたアセアン諸国で、下水処理事業、工場廃水処理事業、大学との水質共同研究などの分野において、新たな事業展開の話を進めています。この2年間でベトナムに現地法人と製造拠点の工場を設置し、現地に見合った価格で製品を提供できるようになったので、今後のアセアン諸国への展開は、ベトナムから販売していく計画です。

応募を考えている企業の方へ

【画像】日本で頑張っている中小企業は、自分たちの技術のレベルを的確に認識していないと思います。日本国内にいると分かりませんが、日本で1番の技術であったら、世界で1番の技術だと思っていい。海外では、コストを下げる努力が必要になりますが、日本でくすぶっているのはもったいない。日本を一度出て行ってみないとわからないと思います。

「失敗もしたけれど、本当に、ベトナムに出てきた甲斐があったと思う」という言葉どおり、2年間で大きな変化を遂げたHALVO(株)。今回のJICA委託事業はまもなく終了しますが、これから、どのような変化・発展を遂げるのか、今後も注目していきたいと思います。