【最後のフロンティア-アフリカ】Start-Upセミナー:ICTを活用した最新ビジネスを開催しました!

2017年9月5日

JICA国際協力専門員 内藤氏

エアロセンス(株) 嶋田氏

レックスバート 田中氏

発表者によるパネルディスカッション

 7月18日(火)、JICA九州は【最後のフロンティア-アフリカ】Start-Upセミナー:ICTを活用した最新ビジネスを開催しました!
 同セミナーは、ICTやアフリカへの事業展開に関心のある企業や関係機関を対象に、約30名の参加の下、行われました。
 冒頭、江頭JICA九州市民参加協力課長は開会のあいさつで、アフリカで急成長しているICT分野でのビジネス展開について特に市場の可能性や日本企業の進出事例発表への期待を述べました。
 セミナーでは、まずJICA国際協力専門員の内藤智之氏より、サブサハラ・アフリカ地域における市場の将来性と魅力、留意点に加え、特に携帯電話の普及率の急伸に触れ携帯電話経由のインターネット活用によるブレークスルーの可能性等について説明するとともに、すでにアフリカで活躍するICT企業の紹介とあわせてアフリカでビジネスを成功させるための秘訣について説明がありました。
 次に、アフリカでの日本企業進出事例として2社に発表をいただきました。まず、エアロセンス株式会社の嶋田悟取締役より、「日本のドローン技術でザンビアに物流革命を起こす!」と題し、2016年12月にJICAより受託したザンビア国での「小型無人航空機(ドローン)を用いた物流サービス普及促進事業」を基に、交通インフラの不足により物流制約がある地域における効率的な医薬品輸送に向け、現地でデモンストレーション及び普及活動を行っている自立型ドローン(UAV)による輸送サービスについて、事例や映像とともに説明がありました。今年4月にザンビアで実施したデモ飛行も無事に成功し、これまでの現地調査や現地活動を踏まえ綿密な計画を練り、現地パートナーとの連携等を図り、事業を本格化させていくと、力強く語られました。
 続いて、レックスバート・コミュニケーションズ株式会社の田中秀和社長より、「アフリカのICTハブを狙うルワンダで起きている最新のムーブメント」と題し、アフリカでICT立国を図るルワンダの特徴(光ファイバーや3G/4Gネットワーク整備整備状況やICT教育環境)の紹介に加え、ICTビジネス環境、ルワンダ進出の経緯、実際にルワンダでのビジネス経験を通じた市場性、現地のICT関連企業の最新動向や今後の事業可能性について説明がありました。特にルワンダでは日本のみならず世界が注目し始めており、様々なICTベンチャー企業が増え、次々と新しいサービスが展開される等、非常に活気に溢れているとの興味深い話しがあり、ルワンダへの進出の第一歩として、自身も運営に携わっている「日本ルワンダビジネスコミュニティ」について紹介がありました。
 三者の発表後、JICA国際協力専門員の内藤氏がモデレーターとなり、パネルディスカッションを行いました。アフリカ市場の商機、またアフリカでのビジネス展開における留意点等について意見交換が行われました。登壇企業2者からは、先進国やアジア市場と比べ、アフリカへは日本企業があまり進出していないことから先行者利益が得やすいこと、一国で成功すればアフリカ域内に広がる可能性も秘めており成長可能性があることが挙げられました。一方で、アフリカでのビジネスにおける留意点や教訓として、事業開始当初から期待値を高くもたないこと、よいパートナーを見つけ、公的機関とも連携しながら進めること等が挙げられました。
 最後に、JICAよりODAを活用した海外展開支援事業の紹介を行い、セミナーは終了しました。
 セミナー終了後の交流・名刺交換会では、今回登壇した企業と参加者との間で活発な情報交換が行われました。
 今回のセミナー開催にあたり、福岡アジアビジネスセンター、中小機構九州本部、ジェトロ福岡、福岡商工会議所など多くの関係機関にご支援・ご協力をいただきました。
JICA九州では、今後も、民間企業と協力して多様なパートナーと連携しながら企業の海外展開をサポートしていくための関連セミナーや講演会等の各種イベントを企画・実施する予定です。